2011年9月11日から21日までの10日間、19歳から22歳の4人の若者が、脱原発を訴え、「命の糧となる自然や、命そのものを大切にすることを政策に反映してもらうように請願し」て、水と塩のみのハンガーストライキを経産省前で行った。9月21日に経産省に提出した声明文には、その4人も含め、16歳から27歳の24人の若者が請願者として名を連ねた。
9月21日、ハンガーストライキを無事終えた4人が行った記者会見はUstreamで生中継され、その思慮深さ、4人がそれぞれ個性ゆたかに発言し行動を起こした勇気に、この投稿者は大きな感銘を受けました。 3月11日以来、混乱、悲しみ、怒り、絶望、といった感情が支配する社会に一条の光が差し込んだような、将来への希望を感じさせてくれる4人の勇気ある行動でした。そして、20歳前後のこの若者たちが年上の大人たちに、もっとしっかりしろ!とハッパをかけているようにも感じました。(本人たちがそう意図したということではなく、そういう効果があったという意味で。)
(1)将来を想うハンガーストライキHP http://hungerstrike.jimdo.com/ (2011年11月22日閲覧)
a) トップページから、抜粋
(転載はじめ)
多くの方に見守られながら、10日間のハンガーストライキを終えました。
多くの方に見守られながら、10日間のハンガーストライキを終えました。
最終日には、請願書の提出と記者会見を行い、4人の想いを、声を、
多くの人に届ける機会も生まれました。
今回のハンストで出会った人、ユーストを見てくれてた人、どこかでこの話を耳にした人、、、
4人の言葉を受け取ってくれた人たちからいろんな人に繋がり、
対話を通した、より良い人間関係や社会がつくられていくことを願います。
サポートも含め、僕たちは原発問題に対話を通して取り組んでいきます。
それは何も特別なことではなく、
ただ身近な人の暮らしを、美しい自然を、将来を担う子どもたちを、
想い、行動しているだけ。
原発はタブー視されるような問題ではなく、
みんなで向き合わなければいけない社会問題。
これからも若者が声を上げ、自分の想いを発信することで、
少しでもみんなで喋りやすい、向き合いやすい空気が生まれたらと思います。
『将来を想うハンガーストライキ』サポート ユイキ(@yuiki12)
4人のハンスト終えての言葉はこちら↓↓
『今回のハンスト概要』
人数:4人
年齢:19歳~22歳
期間:10日間(240時間)
日時:9月11日17時~9月21日17時
飲食:水と塩のみを摂取
<座り込み>
場所:経済産業省 正門周辺(霞ヶ関駅A12出口付近)
日時:9月11日は17時頃~20時頃
9月12日~21日は8時~17時半
年齢:19歳~22歳
期間:10日間(240時間)
日時:9月11日17時~9月21日17時
飲食:水と塩のみを摂取
<座り込み>
場所:経済産業省 正門周辺(霞ヶ関駅A12出口付近)
日時:9月11日は17時頃~20時頃
9月12日~21日は8時~17時半
『声明文』
声明文は請願書として9月21日に経済産業省に提出しました。
声明文
福島第一原子力発電所の事故で多くの方が故郷を追われ、また、暮らしそのものを奪われました。この原発事故が収束するまで、放射能が大気中と大地と海に垂れ流しにされます。
一度事故が起きてしまったら取り返しがつかなく、誰も責任が取れないことが明確になりました。
それだけではなく、原発は事故が起きなくても大量の温廃水などで自然環境を破壊し、何万年も管理しなくてはいけない大量の核のゴミを生みだします。
私たち若い世代には、すでに日本の54基の原発が生んでしまった、半永久に消えることない核のゴミと福島原発から漏れ続けている放射能を残されてしまいました。
しかし震災後も、新規立地計画されている上関原発建設予定地では、休みなく原発建設のための環境調査工事を進めています。
泊原発も国民になんの説明もなく営業運転を始めてしまいました。
私たち若い世代は、原発の負の遺産をこれ以上背負いたくありません。
そして最も放射能の影響を受ける子どもたち、その子たちに繋がっていく命に、これ以上の負の遺産を残したくありません。
私たちは命の糧となる自然や、命そのものを大切にすることを政策に反映してもらうように請願し、ハンガーストライキを10日間行います。
これは、これからこの地球で生きていく私たちの願いです。
請願内容
内閣総理大臣 野田佳彦 様
経済産業大臣・原子力経済被害担当大臣 枝野幸男 様
文部科学大臣 中川正春 様
外務大臣 玄葉光一郎 様
環境大臣・原子力発電所事故収束及び再発防止担当大臣
・内閣府特別担当大臣(原子力損害賠償支援機構) 細野豪志 様
- 上関原発をはじめとする新規建設計画を白紙撤回してください。
- 放射線量が高い、福島県内や周辺の県に住む方々の健康管理や避難後の生活面での保障、また事故による損害の補償を行なってください。
- 各原発の再稼働を検討する前に、原発事故の危険性と事故の責任の取り方を全国民に説明してください。
- 福島第一原発のような悲劇を、他国で繰り返さないため、原発輸出はやめてください。
- 原発、もんじゅ、再処理工場など全ての原子力施設の廃炉と省エネ・自然エネルギーの社会に向けた方針へ転換してください。
以上
【請願者】
山口県上関町民 岡本直也(20)
千葉県民 米原幹太(21)
愛知県民 関口詩織(19)
大阪府民 竹之下惟基(22)
大阪府民 松村元(20)
兵庫県民 釣琴美(27)
和歌山県民 田中希(17)
大阪府民 岡野朱里(19)
兵庫県民 児島げんき(18)
和歌山県民 深尾明加(18)
東京都民 高橋雄也(20)
東京都民 佐倉直人(20)
兵庫県民 後藤樹声(16)
兵庫県民 児島いのり(20)
兵庫県民 谷幸穂(18)
山口県民 東条雅之(27)
埼玉県民 須賀紗彩(20)
東京都民 河野夢以(18)
東京都民 藤原皓平(28)
埼玉県民 内田麻美(27)
大阪府民 久保陽平(18)
兵庫県民 児島こころ(22)
東京都民 山本雅昭(22)
宮城県民 清水るか(17)
以上、24名
(トップページからの転載終わり)
b) 僕たちがハンストをする理由 19歳、20歳、21歳、22歳の想い
c) 将来を想うハンガーストライキ終了、記者会見 2011.9.21
Uploaded by hakunamatataTJ on Oct 7, 2011
http://www.youtube.com/watch?v=idh2OaqE0Ks&feature=player_embedded
d)四人より、ハンストを終えて。
(2)「将来を想うハンガーストライキ」 4人の想い 2011.9.12
Uploaded by hakunamatataTJ on Sep 12, 2011
http://www.youtube.com/watch?v=FQDEyZwpCR8
(2011年11月22日閲覧)
(3)(OurPlanet-TV)経産省前で若者4人がハンスト〜脱原発訴え(09/13/2011 - 11:39)http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1225(2011年11月22日閲覧)
(記事全文を転載)
「未来を想うハンガーストライキ」そんなメッセージを掲げ、9月11日から4人の若者が、経済産業省前でハンガーストライキを始めた。
ハンストを最初に呼びかけたのは、岡本直也さん(20)。中国電力が計画している上関原発の埋め立て工事に反対し、2009年10月から、カヤックに乗っ て抗議行動を行うカヤック隊に参加。原発の建設予定地で暮らしながら、30年間、上関原発の反対運動をしてきた祝島の人たちとともに抗議運動を展開してき た。今年1月にも、工事の強行に抗議して、山口県庁で10日間のハンストを行っている。
岡本さんは「福島第一原発事故の影響で、上関原発は、「工事は中止」となっているものの、建設予定地では、今も発破などが行われるなど工事が続いていて、その危機感がある。原発に反対する若い世代の意見を伝えたい」と話す。
最年少の関口詩織さん(twitter: @stophamaokaYN)は19歳。まだ高校生だった事故直後に、名古屋で「菜の花パレード」を呼びかけ、「原発反対」を訴えた。今回、ハンストを通して、若い世代と対話したいという。
また、以前は原発の問題に全く関心がなかったという22歳の山本雅昭さん(twitter: @masssssann)は、「3.11の地震があってから初めて原発の危険性を知りました。このハンストを通して、この日本に住む人間として、自分の思 いや考えを発信していきたい」と話している。
21歳の米原幹太さん(twitter: @nandakandakanta)も、きっかけは、上関原発。「電気を使う者として、他人事ではないことに気づかされた」という。経産省前にいるので、 「ぜひ遊びに来て欲しい。普段、友達と話さないようなことも話せれば」と期待する。
ハンストは、9月19日まで10日間行われる予定で、経産省前に座り込んでいる時間は、毎日午前8時から夕方の5時30分まで。また、若者には負けられないと、9条改憲阻止の会の60代メンバーなどが、同じく経産省前に座り込みを続けている。
未来を想うハンガーストライキ
http://hungerstrike.jimdo.com/
関連動画
「もう原発はいらない」上関原発予定地からの報告
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/970
ハンストを最初に呼びかけたのは、岡本直也さん(20)。中国電力が計画している上関原発の埋め立て工事に反対し、2009年10月から、カヤックに乗っ て抗議行動を行うカヤック隊に参加。原発の建設予定地で暮らしながら、30年間、上関原発の反対運動をしてきた祝島の人たちとともに抗議運動を展開してき た。今年1月にも、工事の強行に抗議して、山口県庁で10日間のハンストを行っている。
岡本さんは「福島第一原発事故の影響で、上関原発は、「工事は中止」となっているものの、建設予定地では、今も発破などが行われるなど工事が続いていて、その危機感がある。原発に反対する若い世代の意見を伝えたい」と話す。
最年少の関口詩織さん(twitter: @stophamaokaYN)は19歳。まだ高校生だった事故直後に、名古屋で「菜の花パレード」を呼びかけ、「原発反対」を訴えた。今回、ハンストを通して、若い世代と対話したいという。
また、以前は原発の問題に全く関心がなかったという22歳の山本雅昭さん(twitter: @masssssann)は、「3.11の地震があってから初めて原発の危険性を知りました。このハンストを通して、この日本に住む人間として、自分の思 いや考えを発信していきたい」と話している。
21歳の米原幹太さん(twitter: @nandakandakanta)も、きっかけは、上関原発。「電気を使う者として、他人事ではないことに気づかされた」という。経産省前にいるので、 「ぜひ遊びに来て欲しい。普段、友達と話さないようなことも話せれば」と期待する。
ハンストは、9月19日まで10日間行われる予定で、経産省前に座り込んでいる時間は、毎日午前8時から夕方の5時30分まで。また、若者には負けられないと、9条改憲阻止の会の60代メンバーなどが、同じく経産省前に座り込みを続けている。
未来を想うハンガーストライキ
http://hungerstrike.jimdo.com/
関連動画
「もう原発はいらない」上関原発予定地からの報告
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/970
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