Sunday, November 13, 2011

XI.4.第27回東日本女子駅伝を福島市で開催(11月13日)

(2011年11月14日 内容を追加)

2011年11月13日、第27回東日本女子駅伝が、東北陸上競技協会と福島テレビの主催で福島市で行われた。後援機関として、日本陸上競技連盟とサンケイスポーツに加え、福島県、福島県体育協会、福島市、福島市教育委員会、福島市体育協会、福島民報社、ラジオ福島、福島リビング新聞社と、福島の自治体や報道機関が名を連ねている。ケーズホールディングスが協賛し、 トヨタ自動車、シチズン時計、ミズノ、JR東日本が協力した。

被災3県で構成された「絆」チームを含む18チームが出場した。開催前、中学生も含む若い選手への被曝を懸念する俳優の山本太郎氏らが、福島市での開催反対を表明。核-原子力事故救援NGO HCR+OPCOMがコース周辺の放射線量を測定し、最高で18.22μSV/h(GL+10)を検出(競技場内 側溝下部[グレーチング下])。だが、駅伝は予定通り行われた。

この駅伝を報じる各社の記事を読むと、福島での開催が福島市と福島県にとっての重要性が強調されている。 それは、後援者であるサンケイスポーツの「がんばろう 福島!」という表現に集約されている。福島市と福島県にとっては、「復興」と「安全」を印象づける機会、非被災地からの参加者には福島を応援する機会、ととらえられているようだ。(また、これまで懸命に練習を積んできた選手たちにとっては、念願の晴れ舞台なのだろう。) 山本氏などが心配するように、たとえ選手への放射線の影響があるにしても、それがわかるのは何年も経ってからなのだろう。

大会HPから http://ekiden.fukushima-tv.co.jp/index.html (2011年11月14日閲覧)

*出場チーム
http://ekiden.fukushima-tv.co.jp/team/index.html (2011年11月13日閲覧)

*大会開催にあたって http://ekiden.fukushima-tv.co.jp/message.htm
(2011年11月14日閲覧)(全文転載)

  去る3月11日に発生した東日本大震災は東日本各地に甚大な被害をもたらしました。ここに改めて心からお見舞いを申し上げます。
あの日から8カ月が過ぎ、ここに第27回東日本女子駅伝競走大会を開催する運びとなりました。
ご承知の通り福島県は地震、津波、さらには原発事故による放射能の問題を抱え、私共もこの大会の実施に際しましては、各都道県陸協の皆様方にお伺いを致 し、現状報告をしながら慎重に準備を進めて参りました。幸いにして皆様方のご理解と絶大なご支援を頂きまして大会開催の運びとなりました次第です。
これもひとえに日本陸上競技連盟、東北陸上競技協会、福島陸上競技協会のご指導、ご支援をはじめ参加都道県の関係者、選手、監督、コーチの皆々様そしてこの大会を支えてくださるすべての方々の絶大なご協力の賜物でございまして、ここに衷心より感謝申し上げます。
さて、来年はスポーツの祭典オリンピックがロンドンで開催されます。大会の華である「女子マラソン」にはこの大会を走った選手の出場も期待されます。東 日本の女子中長距離ランナーの育成を目的としましたこの大会を経験した選手が、世界の檜舞台で活躍されることは、大会の運営に携わる私たちにとりましても 大きな喜びであります。
またこの大会には全国都道府県対抗女子駅伝と同様の「ふるさと選手制度」が適用されております。これにより各都道県のチーム力が拮抗して、さらに熱い戦いが繰り広げられるものと期待しております。
さらに、今年の大会は震災で特に被害が甚大であった岩手、宮城、福島の3県が合同で新たなチームを結成し走ることになっております。「チーム絆」と称するこのチームの力走も観る人に新たな感動を生むものと期待しております。
最後に、大会の開催にあたり、関係各位よりご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。                             

大会名誉会長
福島テレビ(株)代表取締役社長
糠澤 修一

大会会長
東北陸上競技協会会長
木村 隆文

(転載終わり)

主催 東北陸上競技協会 福島テレビ
主管 福島陸上競技協会
後援  公益財団法人 日本陸上競技連盟、福島県、財団法人 福島県体育協会、福島市、福島市教育委員会、福島市体育協会、福島民報社、ラジオ福島、サンケイスポーツ、福島リビング新聞社
協賛 ケーズホールディングス
協力 トヨタ自動車、シチズン時計、ミズノ、JR東日本

(以上は、東日本女子駅伝HPより)








(2011年11月13日閲覧)

核-原子力事故救援NGO HCR+OPCOM 111112_第27回東日本女子駅伝コース緊急線量測定 http://www.facebook.com/media/set/?set=a.319850788031718.97262.292544657428998&type=1
 (2011年11月13日閲覧)

(1)(SANSPO.COM)お揃いのバンドで「がんばろう」福島!/駅伝 (2011.11.13 05:03) http://www.sanspo.com/sports/news/111113/spg1111130504003-n1.htm (2011年11月13日閲覧)(全文転載)

お揃いのバンドで「がんばろう」福島!/駅伝
健闘を誓う斎藤主将(前列右)ら福島チーム(撮影・今野顕)【フォト】

 東日本女子駅伝(13日、福島市信夫ケ丘競技場発着、9区42・195キロ)多くの国際的ランナーを輩出し、若手の登竜門でもある東日本女子駅伝は13 日、福島市信夫ケ丘(しのぶがおか)競技場発着の42・195キロのコースで熱戦が繰り広げられる。12日は福島市内で18チーム(オープン参加の「チー ム絆」を含む)が参加して開会式が行われ、昨年15位の地元福島は主将の斎藤梓乃(23)=しまむら=を中心に団結。「がんばろう! ふくしま」を合言葉に感動を届ける。

信夫山(しのぶやま)の紅葉をバックに福島の晩秋をつげる風物詩が、ことしもやってきた。地元福島の斎藤主将は「開催が危ぶまれた中で出られることに感謝。一人一人がベストを尽くして一生懸命な姿をみせたい」と喜びをかみしめた。

昨年15位に終わった福島のふるさと選手として巻き返しを期す斎藤にとって、「(出場は)中学生からなので、何回目と聞かれると困る」というほどなじみ深いレース。「福島」の看板を背負って初めてアンカーの大役を任される今回は、新たな思いを胸に臨む。

福島は3月の東日本大震災で地震と津波の被害が出ただけでなく、福島第1原発事故の影響も受けた。レースの舞台となる福島市は原発から約60キロ離れては いるものの、放射能の影響が懸念されて一時は開催が危ぶまれた。そんな中、関係者や参加都道県が「ぜひやろう」と一丸となり、1日に発着地点である信夫ケ 丘競技場の除染が完了。13日の正午すぎに号砲が鳴り響く。

斎藤は猪苗代町の出身。家族は無事だったものの、夏休みに帰郷した際に、震災の爪痕を目の当たりにした。だからこそ、沿道やテレビを介して応援してくれる福島の人たちに走る姿をみせて「こころの底からの感動を与えたい」という。

腕には福島県体育協会の関係者からもらったという「がんばろう! ふくしま」と書かれたオレンジ色のバンドが光る。「身に付けているものなので、絆というか、つながっている気がします」と斎藤。チーム全員が身につけ、思いは一つだ。「この大会で走れるという感謝の気持ちを結果として表したい」。愛する故郷 で、復興の願いを込めてたすきをつなぐ。 (中田愛沙美)

(紙面から)

(転載終わり)

(2)(福島民報)きょう東日本女子駅伝 被災3県で構成「絆」チーム出場 (2011/11/13 12:45) http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4108&blockId=9906680&newsMode=article (2011年11月13日閲覧)(全文転載)

 13日に開かれる第27回東日本女子駅伝競走大会の開会式は12日、福島市の福島テルサで行われ、本県など17都道県と、本県、宮城、岩手の被災3県でつくる混合チーム「絆」の選手、コーチらが健闘を誓った。
東北陸協、福島テレビの主催、福島陸協の主管、福島民報社などの後援。大会副会長の片平俊夫福島陸協会長が「この大会をきっかけに、トップアスリートと してさらに飛躍してほしい」とあいさつし、糠沢修一福島テレビ社長が「『この道は、未来に続いている』の大会テーマの下、日々の練習の成果を発揮してほし い」と激励した。18チームの代表にたすきが手渡され、宮城県の須藤奈々が「被災地に勇気と希望を与えられるよう、全力でたすきをつないで走り抜きたい」 と宣誓した。
大会は市内の信夫ケ丘競技場をスタート・ゴールに9区間42.195キロのコースで健脚を競う。号砲は午後零時1分。

本県選手の各区間走者は次の通り決まった(当日変更あり)。
▽1区(6キロ)=水竹理愛(三井住友海上、いわき総合高卒)▽2区(4キロ)=田辺美咲(田村高)▽3区(3キロ)=小沢夏美(同)▽4区(3キ ロ)=小島彩香(安積二中)▽5区(5.0875キロ)=近藤彩乃(立命大、いわき総合高卒)▽6区(4.1075キロ)=小枝理奈(田村高)▽7区(4 キロ)=長井彩香(同)▽8区(3キロ)=松本水月(草野中)▽9区(10キロ)=斎藤梓乃(しまむら、田村高卒)▽補欠=緑川智公(学法石川高)坂本ちほ(内郷一中)
◇   ◇
本県出身の他県選手と監督は次の通り。
◇選手▽茨城9区=中村里沙(日立製作所、湯本高卒)
◇監督▽山形=吉田進(帝京安積高卒)

■ふるさと選手が鍵 本県の下重監督
本県の下重庄三監督は「ふるさと選手の斎藤と水竹がレースの鍵。まずは1区の水竹から3区までを6位以内でたすきをつなぎ、流れをつくりたい。8位以内 の入賞を目指す」と抱負を語り、「高校生は昨大会に出場した経験がある。中学生は初出場だが、普段通りの走りをしてほしい」と若い世代に期待を寄せた。

【写真】入賞へ向けて気合を入れる本県選手

 (2011/11/13 12:45)

(転載終わり) 

(3)(ニコニコニュース)「東日本女子駅伝を中止に追い込みたい」 山本太郎、ランナー被曝の可能性を憂慮 (2011年11月6日(日)16時32分配信) http://news.nicovideo.jp/watch/nw141170#BL_TWITTER(2011年11月13日閲覧)

「東日本女子駅伝を中止に追い込みたい」――2011年11月5日、BSジャパン『勝間和代#デキビジ』に 出演した俳優・山本太郎氏は、ランナーが被曝する可能性を憂慮し、語気を強めた。被曝のリスクがあるのであれば駅伝の開催を回避すべきと主張する山本氏 と、確率や数値データによる検証と個々の判断を重んじる勝間和代氏との討論では、しばしばスタジオに緊張が走った。番組収録の模様は、ニコニコ生放送でも 中継された。 


(4)(神奈川新聞カナロコ) 東日本女子駅伝:「被災地に元気を」、神奈川チームが結団式 (2011年11月9日) http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1111080034/(2011年11月13日閲覧)(全文転載)

結団式で宣誓する吉川美香主将=大和スポーツセンター
結団式で宣誓する吉川美香主将=大和スポーツセンター

東日本大震災の被災地・福島市で13日に行われる第27回東日本女子駅伝(信夫ケ丘競技場発着42・195キロ)に出場する神奈川チームの結団式が8日、大和市の大和スポーツセンターで行われた。

選手と監督、コーチら約30人が出席。神奈川陸協の橘川眞佐志理事長(61)が「大会開催が危ぶまれたが、東北各県から『ぜひやろう』という声が強く、 行われることになった。一秒でも一メートルでも前に走り、上位を狙ってほしい」とあいさつし、内藤篤史監督(46)=荏田高教=は「あきらめず走り切る強 さを持ち(見る人に)元気を与えたい」と決意を語った。

吉川美香主将(パナソニック)が「復興に向け、福島に元気と希望を与えられるよう全力で走り抜けることを誓います」と選手宣誓。2年生ながら県中学総体 1500メートルで2位入賞し、県代表に初選出された木下友梨菜(永田中)は「代表に恥じない走りをしていい結果を残したい」と意気込んだ。

大会には東日本の18都道県が参加。前回7位の神奈川は、7年ぶりの頂点を目指す。

(転載終わり)

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