Sunday, August 14, 2011

VIII.2. 内部被曝1ミリシーベルト超。でも、「身体影響はほとんど問題にならない」

例) 南相馬の男性が内部被曝1ミリシーベルト超。だが、「身体影響はほとんど問題にならない」と、放射線影響研究所顧問

住民検査で初の1ミリシーベルト超検出 南相馬の男性 (asahi.com 2011年8月13日20時55分) http://www.asahi.com/special/10005/TKY201108130355.html (2011年8月14日閲覧)


 福島県南相馬市が住民の内部被曝(ひばく)を調べたところ、60代の男性1人から1ミリシーベルトを超える数値が検出されたことが分かった。市立総合病院が13日発表した。住民の検査で1ミリシーベルト以上の内部被曝が明らかになったのは初めて。 

今回はホールボディーカウンターと呼ばれる機器を使い、体内に取り込まれた放射性セシウムなどによる将来にわたる被曝量を評価した。放射性物質の量が半 分になる期間は、セシウム137では尿や便などに混じって排泄(はいせつ)される分も考えると0~1歳児で9日間、31歳以上で89日。放射性物質は現時 点では相当減っていると見られている。 

 調査は放射線量が高い地区で暮らしている16歳以上の569人と、原発事故時に市内に在校していた6~15歳の小中学生330人が対象。同病院によると、1.02ミリシーベルトが測定された60代男性は3月12日、水を確保するために山中に滞在していたという。 

 小中学生の検査では2人から最大0.41ミリシーベルトが検出された以外は全員が測定可能な数値を下回っていた。16歳以上では98%にあたる561人が0.5ミリシーベルト未満だった。 

 桜井勝延市長は「1ミリシーベルトを超えた人は事故当日の外出状況の影響が大きい。ほかの人の数値は想像よりかなり少ない量で、安心できるレベルだ」と話した。 

 放射線影響研究所顧問の錬石(ねりいし)和男さんは「一般の人が年間に浴びる線量限度(1ミリシーベルト)を少し超えた程度で、身体影響はほとんど問題にならない。がんの発生や染色体の異常が現れる数字ではない」と話している。(木原貴之、鈴木彩子)

 

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