Wednesday, March 21, 2012

XIII.12.各地の原発関連訴訟

現在提訴中、あるいは提訴を計画中の原発関連の訴訟(など)を集めました。

【東京電力福島第一原発】

I. 郡山市の子どもの集団疎開を求める裁判

ふくしま集団疎開裁判

【動画】ふくしま集団疎開裁判(1)世界市民法廷への道 http://www.youtube.com/watch?v=Wi4brK_RQAo&feature=youtu.be

 Uploaded by on Mar 6, 2012

II.市民団体が事故当時の東電役員3人を公害罪法違反で刑事告発

(読売新聞)東電と勝俣会長らを公害罪法違反で特捜部に告発 (2012年1月24日) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120124-OYT1T01031.htm?from=tw  (2012年3月21日閲覧)(全文転載)

東京電力福島第一原子力発電所事故を巡り、市民団体「三陸の海を放射能から守る岩手の会」のメンバーら10人が24日、東電と勝俣恒久会長ら事故 当時の役員3人について「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律」(公害罪法)違反容疑で、東京地検特捜部に告発状を送付した。
告発状では、原発事故で多数の人たちを被曝(ひばく)させ、甲状腺がんなどの健康被害が発生する可能性を大きくさせた、などとしている。
(2012年1月24日20時59分  読売新聞)
(転載終わり) 

(日経新聞)「公害犯罪」と東電告発へ 原発事故で東北住民ら  (2012/1/25 13:58) http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1EAE0EAE0EAEAE2E0E7E2E3E0E2E3E09191E2E2E2E2
 (2012年1月25日閲覧)(全文転載)

 東京電力福島第1原発事故をめぐり、市民団体「三陸の海を放射能から守る岩手の会」のメンバーらが24日、岩手県庁で記者会見し、東電と勝俣恒久会長ら当時の経営陣3人に「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律」に違反する行為があったとして、東京地検に刑事告発すると明らかにした。同日、告発状を郵送した。
 告発するのは青森、岩手、宮城各県の計10人。告発の対象はほかに清水正孝前社長と、武藤栄元副社長。
告発状によると、東電は、大地震の危険性が事故前から指摘されていたにもかかわらず対策を怠り、多くの人が放射性物質による汚染で健康を害したとしている。同会世話人の永田文夫さんは「東電の犯罪的行為をそのままにしていては、社会正がなされない」と話した。〔共同〕

(転載終わり)


2012年4月11日投稿

(岩手日報)原発事故は「公害犯罪」 市民団体、東電を告発へ (2012/01/25) http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120125_1 (2012年4月11日閲覧)(全文転載)

福島第1原発事故で大量の放射性物質を放出し、公衆の生命や身体に危険を生じさせたのが「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律」に違反する として、三陸の海を放射能から守る岩手の会(永田文夫世話人)の会員ら10人は24日、東京電力や同社の勝俣恒久会長ら3人の告発状を東京地検特捜部に郵送した。

告発状は、東京電力は大規模な地震と津波が想定されていたのにもかかわらず事前の対策を怠り、原発事故で大気中や海洋中に大量の放射性物質を放出させた―などと指摘している。

この法律は、工場などの事業活動に伴い人の健康を害する物質を排出し、公衆の生命や身体に危険を生じさせることを禁止。違反すれば2年以下の懲役か禁錮、200万円以下の罰金が科せられる。
(2012/01/25)
 (転載終わり)


人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律 http://www.bekkoame.ne.jp/~mineki/kougai.htm

―4月11日の投稿はここまで―


III.株主代表訴訟 新旧役員27人に総額5兆5045億円の損害賠償を求める 

(毎日新聞)東京電力:株主、5.5兆円請求 代表訴訟、経営陣27人相手取り(2012年3月6日)  (2012年3月31日閲覧)(全文転載) -2012年3月31日投稿ー

福島第1原発事故で東京電力が巨額損失を出したのは歴代経営陣が地震や津波対策を怠ったためだとして株主42人が5日、勝俣恒久会長ら新旧役員 27人を相手取り総額5兆5045億円の損害賠償を同社に支払うよう求める株主代表訴訟を東京地裁に起こした。原告代理人によると、国内の民事訴訟として 過去最高の請求額。記者会見した河合弘之弁護士は「集団無責任を是正し、他の原発の再稼働も防ぎたい」と話した。【野口由紀】

事故当時の役員18人のほか、文部科学省が三陸沖でマグニチュード(M)8クラスの地震が起きるとの長期評価を公表した02年7月以降の社長、会長、原発担当の役員が対象。

訴状によると、請求額は政府の第三者委員会が試算した13年3月末までの東電の損害額や廃炉費用に基づき算出。賠償金を回収できた場合、原発事故被害者への損害賠償に充てるよう求めている。

原告らは02年7月の長期評価のほか▽08年春に明治三陸地震(1896年)級のM8・3の地震が福島県沖で起きた場合に最高15・7メートルの 津波が同原発に来るとの社内試算があった▽09年に原子力安全・保安院から貞観(じょうがん)地震(869年)を踏まえた津波対策の検討を促されていた --などと指摘。警告に対する具体的な対策を怠り、莫大(ばくだい)な損害を生じさせたとしている。

原告は、脱原発を求めてきた首都圏の個人株主が中心で、事故時に福島在住だった株主4人を含む。株主は昨年11月、東電の監査役に歴代経営陣を相手取って損害賠償訴訟を起こすよう求めたが、東電側は今年1月に提訴しないことを決めていた。

 ◇93年の法改正で高額賠償相次ぐ

損害賠償訴訟では、原告側が負担する手数料(印紙代)は請求額に比例するが、株主代表訴訟は93年の商法改正で一律8200円(現在1万3000 円)と定められた。役員に対し会社に賠償を支払うよう求める訴訟であるため、原告個人に直接の金銭的利益がないという理由からだ。

改正後は代表訴訟が増加。蛇の目ミシン工業の利益供与事件を巡る訴訟で、東京高裁が08年4月に583億円の賠償を命じるなど、高額賠償を認める判決が相次いでいる。【野口由紀】
毎日新聞 2012年3月6日 東京朝刊

(転載終わり)

IV.被災者らが損害賠償を集団請求

(読売新聞)初の集団賠償請求、被災者らが東電に8億円余(2012年3月7日)  
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120307-OYT1T00986.htm(2012年3月8日閲覧)(全文転載) 

 福島原発被害弁護団は7日、東京電力福島第一原発事故で避難生活を送る福島県双葉町の被災者など33人と3団体が計約8億3600万円の損害賠償を東電に請求し、集団での賠償交渉を求めたと発表した。
 東電によると、被災者が集団で賠償請求するのは初めて。
 東電は「賠償は個別の事情を踏まえて判断するので、集団での交渉は困難」としているが、弁護団は「個別に請求していたのでは救済は難しい。東電の対応によっては、集団訴訟もあり得る」としている。
 請求では、避難生活を送っている32人が精神的苦痛への慰謝料として月額50万円を求めたほか、生活の場を失ったことへの慰謝料2000万円を求 めている人もおり、現在の東電の賠償基準を大きく超える内容。政府の原子力損害賠償紛争解決センターに交渉の仲介を求めることもできるが、弁護団は「妥協 を強いられ、救済が不十分になる恐れがある」としている。
(2012年3月7日21時27分  読売新聞)

(転載終わり)

V.東電福島第一原発事故の刑事責任をただす「福島原発告訴団」(3月16日結成) ―2012年4月21日投稿―

 福島原発告訴団ブログより転載 http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/p/blog-page_17.html

「福島原発事故の責任をただす!告訴宣言」

福島原発事故から1年を過ぎた今なお、事故は全く収束せず被害は拡大の一途をたどっています。美しい自然と豊かな生命をたたえたふるさと、何ものにも代え難い共同体を失った私たちは、地域社会の分断という重荷を背負い、いつ終わるともしれない苦難の中にいます。

福島原発事故は、すでに日本の歴史上最大の企業犯罪となり、福島をはじめとする人々の生命・健康・財産に重大な被害を及ぼしました。原発に近い浜通りで は、原発事故のため救出活動ができないまま津波で亡くなった人、病院や福祉施設から避難する途中で亡くなった人、農業が壊滅し、悲観してみずから命を絶っ た農民がいます。

このような事態を招いた責任は、「政・官・財・学・報」によって構成された腐敗と無責任の構造の中にあります。とりわけ、原発の危険を訴える市民の声を黙 殺し、安全対策を全くしないまま、未曾有の事故が起きてなお「想定外の津波」のせいにして責任を逃れようとする東京電力、形だけのおざなりな「安全」審査 で電力会社の無責任体制に加担してきた政府、そして住民の苦悩にまともに向き合わずに健康被害を過小評価し、被害者の自己責任に転嫁しようと動いている学 者たちの責任は重大です。それにもかかわらず、政府も東京電力も、根拠なく「安全」を吹聴した学者たちも誰一人処罰されるどころか捜査すら始まる気配があ りません。日本が本当に法治国家かどうか、多くの人々が疑いを抱いています。

生命や財産、日常生活、そして「健康で文化的な最低限度の生活」さえ奪われた今、すべての人々がそれを奪った者への怒りを込めて、彼らの責任を追及し、そ の罪を認めさせなければなりません。そのために、最も深刻な被害を受けている福島でまず私たちが立ち上がり、行動しなければなりません。告訴団を結成した 理由もここにあります。

私たちは、彼らに対する告訴を福島地検で行うことを決めました。自分たちも放射能汚染の中で被曝を強要されながら存在しなければならない矛盾、逃れられな い厳しい現実を背負う福島の検察官こそ、被害者のひとりとして、子どもを持つ親として、この事故に真摯に向き合うべきだと考えるからです。

私たちは、自分たちのためだけにこの闘いに踏み出すのではありません。日本政府は、あらゆる戦争、あらゆる公害、あらゆる事故や企業犯罪で、ことごとく加 害者・企業の側に立ち、最も苦しめられている被害者を切り捨てるための役割を果たしてきました。私たちの目標は、政府が弱者を守らず切り捨てていくあり方 そのものを根源から問うこと、住民を守らない政府や自治体は高い代償を支払わなければならないという前例を作り出すことにあります。そのために私たちは、 政府や企業の犯罪に苦しんでいるすべての人たちと連帯し、ともに闘っていきたいと思います。

この国に生きるひとりひとりが尊敬され、大切にされる新しい価値観を若い人々や子どもたちに残せるように、手を取り合い、立ち向かっていきましょう。
2012.3.16 
福島原発告訴団結成集会参加者一同

(転載終わり)

  
福島原発告訴団ブログ http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/

【動画】2012-03-16福島原発告訴団結成集会

 Published on Mar 23, 2012 by

(中日新聞【北陸発】)東電会長らを集団告訴へ 原発事故 県内避難者も参加(2012年5月15日) http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2012051502000211.html (2012年5月16日閲覧)(全文転載) ―2012年5月16日投稿―

業過致死傷容疑

東京電力福島第一原発事故を防げず多くの住民を被ばくさせ、避難途中に入院患者を死亡させたなどとして、福島県在住者や県外避難者らが、六月十一 日にも東電や原子力安全委員会、経済産業省原子力・安全保安院の幹部らを業務上過失致死傷などの容疑で福島地検に告訴する。石川県内に避難中の少なくとも 五人が告訴団に加わる見込みで、北陸三県への避難者に参加を呼び掛けている。

昨年三月の事故当時に福島県内にいた人で告訴団を結成。これまでに三百五十人が加わっており、六月十一日は千人規模での告訴を目指している。
六月の告訴後には第二次告訴団として、福島県以外の東北、関東の各都県の在住者で原発事故の被害を受けた人たちに参加を促す。

福島県田村市から金沢市に避難中で、告訴団に加わる浅田正文さん(70)は「被害者が自ら命を絶つほどの苦しみを味わっているのに、加害者が何も問われない理不尽は許されていいはずがない。法治国家として新しい国をつくる一つのステップにしたい」と話す。

告訴する相手は会社や組織ではなく、個人として、個々の刑事責任を追及していく。対象は東電の勝俣恒久会長や清水正孝前社長、班目春樹原子力安全 委員長ら二十五人を超す見込み。告訴容疑は、業務上過失致死傷のほか、有害な放射性物質を大量に拡散させたことで「人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する 法律」違反も検討中だ。

告訴団代理人の河合弘之弁護士(脱原発弁護団全国連絡会代表)は「個人を告訴することで事故がなぜ起き、被害が出ているのかをはっきりさせる必要がある」と三月の告訴団結成集会で意義を説いていた。

告訴団の北陸三県での窓口は浅田さんとなっている。問い合わせは、浅田さん=電080(5565)7236=へ。

(転載終わり)

VI. 山梨のスーパー各社や消費者団体などが、東電の料金値上げは独禁法違反であるとして、公正取引委員会に是正措置を求める申告書を提出 -2012年3月26日投稿-

(MSN産経) 東電値上げ「独禁法違反」 山梨のスーパーが申告書 (2012.3.22 18:32) http://sankei.jp.msn.com/life/news/120322/trd12032218330013-n1.htm (2012年3月26日閲覧)(全文転載)

山梨県のスーパー各社や消費者団体などが22日、東京電力の料金値上げは独禁法違反(優越的地位の乱用)にあたるとして、公正取引委員会に是正措置を求める申告書を提出した。

申告書によると、東電以外の業者からの電力購入は実質的に不可能で、東電は優越的地位にあるほか、料金値上げは根拠が示されず一方的などとしている。

影響について、値上げ分はスーパーの利益4割にあたり、食品や生活品の値上げにつながると指摘。山梨県に隣接し、中部電力から供給を受ける長野、静岡県の店に客を奪われると訴えている。

提出したのはスーパーやデパート、クリーニング会社など25社と、八つの消費者団体。スーパー各社でつくる山梨流通研究会の内藤学事務局長は「値上げで利益は飛んでしまい、節電も限度がある。一石を投じたい」と話した。

(転載終わり)

(読売新聞)東電値上げ「独禁法違反」(2012年3月22日) http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20120322-OYT8T00164.htm (2012年3月26日閲覧)(全文転載)

東京電力が4月から企業などの電気料金を値上げする方針を示していることを巡り、県内のスーパーマーケットなどでつくる「山梨流通研究会」のメンバーらは22日、公正取引委員会に対し、「値上げは不公正な取引方法に該当し、独占禁止法に違反する」との申告書を提出する。

申告書では、値上げで打撃を受けたスーパーが商品価格の転嫁に踏み切った場合、中部電力から供給を受ける隣接県に客が流出する恐れがあると指摘。 東電以外に電気を購入する現実的な選択肢がないことや、値上げの具体的な根拠を示さないまま一方的な通告を行った行為は、独占禁止法で禁じられている不公 正な取引方法(優越的地位の乱用)に該当するとしている。

同研究会の内藤学事務局長は「値上げは仕方ないかもしれないが、東電のやり方には問題がある。値上げ問題に一石投じたい」と話している。
(2012年3月22日  読売新聞)
(転載終わり)

VII.いわき市の港湾土木会社が、東京電力に対し、約1億347万円の損害賠償を求め、提訴。

 (毎日新聞) 東日本大震災:原発事故で船損害 いわきの会社、東電に1億円の賠償提訴/福島 (2012年3月22日) http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20120322ddlk07040243000c.html (2012年3月31日閲覧)(全文転載) -2012年3月31日投稿ー

原発事故で所有する船が損害を受けたとして、いわき市の港湾土木会社が21日、東京電力に対し、約1億347万円の損害賠償を求め、福島地裁いわき支部に提訴した。福島原発被害弁護団(共同代表=広田次男弁護士)が同日発表した。

訴えによると、いわき市の小名浜港で港湾建設業務に就いていた同社の「投石船」が昨年3月11日、東日本大震災の津波で流された。いったんは福島第2原発の堤防に座礁しているのが見つかったが、漂流し、昨年4月には富岡町の富岡川河口に座礁しているのが確認された。

同社によると、船を引き揚げようとしたが、同町は警戒区域に指定されて立ち入りできなかった。東電に賠償請求したが認められなかった。同社は原子 力損害賠償法に基づく損害賠償を求めている。東京電力は「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」と話した。【和泉清充】

毎日新聞 2012年3月22日 地方版

(転載終わり)

VIII. 飯舘村の避難住民が東電提訴

(毎日新聞)福島第1原発:飯舘村の避難住民が東電提訴 (2012年3月30日) http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20120331k0000m040078000c.html (2012年3月31日閲覧)(全文転載) -2012年3月31日投稿ー

東電を提訴にあたり、記者会見する市沢秀耕さん(右)=東京・霞が関の司法記者クラブで2012年3月30日午後1時23分、竹内幹撮影
東電を提訴にあたり、記者会見する市沢秀耕さん(右)=東京・霞が関の司法記者クラブで2012年3月30日午後1時23分、竹内幹撮影

東京電力福島第1原発事故で避難生活を送る福島県飯舘村の住民5世帯14人が30日、東電を相手取り、被ばくや避難生活で精神的苦痛を受けたとして慰謝料など計約2億6500万円を求め東京地裁に提訴した。事故を巡る東電への集団訴訟は初めてとみられる。

原告は飯舘村の計画的避難区域指定により、福島市や仙台市内などに避難する20~82歳の男女。

国の原子力損害賠償紛争審査会が公表した賠償基準に関する中間指針は、精神的損害への賠償を事故から半年は1人当たり月額10万円、その後の半年 は同5万円とした。これに対して原告は「生活基盤が破壊されて放射能汚染におびえており、精神的肉体的な損害を見誤っている」と主張。事故後2年間にわたって月額30万円、これとは別に世帯主に懲罰的慰謝料1000万円を支払うことを求めている。

原告は、公的仲介機関「原子力損害賠償紛争解決センター」への和解仲介申し立てを行っていないが、これまでセンターが扱った案件に中間指針を超える賠償例や和解成立が少ないことから提訴したという。

福島市に避難した市沢秀耕(しゅうこう)さん(58)は、長年の夢だったコーヒー店を村内で経営していた。提訴前の記者会見で「生まれ育った村と人生の目標を壊され途方に暮れている。その慰謝料が月額10万円なのか」と憤りを見せた。【野口由紀】

毎日新聞 2012年3月30日 20時37分(最終更新 3月30日 21時49分)

(転載終わり)

(読売新聞)慰謝料指針「安い」…飯舘村民14人が東電提訴(2012年3月31日) http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120331-OYT1T00052.htm (2012年4月1日閲覧)(全文転載)ー2012年4月1日投稿-

東京電力福島第一原発事故で計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村の住民14人が30日、「政府の審査会が目安とした月10万円の慰謝料で は安すぎる」として、東電を相手取り、1人当たり月額30万円の慰謝料のほか、「巨大津波への対策を怠った」などとして制裁目的の懲罰的慰謝料計5000 万円を含む、総額約2億6500万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。

東電によると、避難住民による集団提訴は初めて。

提訴したのは、同村から福島市や仙台市などに避難している5世帯の男女(20~82歳)。原子力損害賠償紛争審査会の中間指針が交通事故の賠償基 準(月約12万円)を参考に、慰謝料の目安を1人当たり月額10万円などと設定したことについて、訴状で「人生設計が破壊され、不自由な生活を強いられて いる住民の不安や苦痛などを全く理解していない」とした。
(2012年3月31日00時27分  読売新聞)
(転載終わり) 

【玄海原発】

九州電力玄海原発の運転差し止めなどを求める裁判
玄海原発プルサーマル裁判の会

玄海原発プルサーマル裁判の会のブログ

(時事)過去最大規模、1700人提訴=玄海原発停止求める-佐賀地裁(2012/01/31-18:06) http://www.jiji.com/jc/zc?k=201201/2012013100812&g=soc(2012年3月21日閲覧(全文転載)

 九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)が事故を起こした場合、甚大な被害をもたらす危険性があると して、九州地方を中心とする住民ら約1700人が31日、国と九電を相手に、運転差し止めなどを求める訴訟を佐賀地裁に起こした。原告側弁護団によると、 原発関係の訴訟としては、過去最大規模の人数という。
 原告は佐賀県604人、福岡県711人など29都府県の住民計1704人。今後も原告数を増やし、最終的に1万人を目指すとしている。
  訴状で原告側は、昨年3月の東京電力福島第1原発事故を受けて「原発安全神話の虚偽性が明らかになった」と指摘。「玄海原発の操業は、安全かつ平和的に生 存する権利を侵害する」と主張し、九電に同原発の1~4号機全てを操業しないよう求めた。(2012/01/31-18:06)

(転載終わり)

(47News/共同通信)玄海原発訴訟で追加提訴 原告計3千人、過去最多(2012/03/12) http://www.47news.jp/CN/201203/CN2012031201001772.html (2012年3月21日閲覧)(全文転載)

九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)全4基の運転停止などを周辺住民らが求めている訴訟で、さらに1370人が12日、佐賀地裁に追加提訴した。原告数は佐賀など36都道府県の計約3千人となり、弁護団によると原発訴訟としては過去最多。

弁護団は、九電川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転差し止めなどを求める訴訟を、別の原告団が5月30日に鹿児島地裁に起こすことも明らかにした。玄海原発についても3次提訴する方針。

提訴後の報告集会で、原告団長の長谷川照・前佐賀大学長は「1万人の原告も現実的になってきた。国を動かしていこう」と話した。
2012/03/12 17:04   【共同通信】
 (転載終わり)


【大飯原発】

関西電力大飯原発3・4号機の再稼動差し止めを求める裁判

(Green Action)大飯原発3・4号運転差止の仮処分提訴にあたって(2012年3月12日) http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=554 (2012年3月21日閲覧)

福島第一原発事故から1年が経ったいま、私たちは改めてその被害の深刻さ重大さを見つめ直し、二度と再びこのような事故を起こしてはならないとの強い決意を固めています。他方、政府と関西電力は大飯原発3・4号を運転再開させようと、さまざまな画策を強引に進めています。
そのため私たちは3月12日に、大飯原発3・4号の運転差止の仮処分命令申立を、関西電力本店のある大阪の大阪地方裁判所に提訴しました。
原告は、福井県と関西の全府県及び岐阜県から短期間に259名が集まり、提訴後に集会を開き原告団を結成しました。原告の代理人として5名の弁護士を立てています。
原告団集会では、福井、滋賀、京都北部、京都市、奈良、大阪、和歌山、兵庫及び岐阜の各地から、原告が自らの運動を踏まえた熱い決意を語りました。今後、地元了解を阻止するための活動を各地域でいっそう強め連携を密にし、また、弁護団と共同して争点を明確にしていきます。大飯原発3・4号を何としても 動かしてはならないという決意で裁判に取り組みます。
全国のみなさんのご支援をよろしくお願いします。大飯原発3・4号の運転再開を止めるため、いっそう固く手をたずさえて前進していきましょう。

2012年3月12日

大飯原発3・4号運転差し止め裁判 原告団
共同代表:アイリーン・美緒子・スミス
小山 英之

(転載終わり)

 【動画】井戸謙一報告さいなら原発 びわこ集会パート2(2/3) 2012-03-10 cop http://www.dailymotion.com/video/xpit4l_yyyy-yy-yyyyyy-yyyyy-yyyy-2-3-2012-03-10_tech (2012年3月21日閲覧)

井戸謙一報告さいなら原発 びわこ集会パート2(2/3) 2012-03-10 copy by Beaucoup11
井戸謙一 報告 さいなら原発・びわこ集会~パート2~ (2/3) 2012-03-10
= 福島原発事故一周年 =

さいなら原発・びわこ集会 ~パート2~
●報告:「福井原子炉再稼働禁止仮処分裁判の報告」     井戸謙一 さん(福井原発再稼働禁止仮処分裁判にかかわる弁護士)

―つづきを読む。

(しんぶん赤旗)「大飯」再開 ストップを 定検終了証交付 差し止め要求 滋賀県民ら80人が提訴(2012年3月15日) http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-03-15/2012031503_01_1.html (2012年3月21日閲覧)(全文転載)



福島原発事故の原因究明もないまま大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が行われようとしていることに対し、滋賀県民ら80人(うち大阪4人、京都3人)は14日、国が関西電力に定期検査終了証を交付することを差し止める行政訴訟を大阪地方裁判所に起こしました。

訴状は、福島原発事故で原発の安全設計審査指針の誤りが明らかになり、指針を前提に造られている原発の技術基準は効力を持たないと指摘。事故を踏 まえた指針や基準の改定が行われるまでは、定期検査終了を判断する法的基準が存在しない状態が続くことから、定期検査が終了したとして経済産業相が関西電 力に定期検査終了証を交付するのは違法だと主張しています。

提訴後の記者会見で井戸謙一弁護士は「福島原発事故は到底収束したとは言えず、原発の再稼働に前のめりになっているとしか思えない今の政治の状況を深く危惧する。法的に再稼働が可能なのか、速やかに裁判所に判断していただきたい」とのべました。

原告団長の辻義則氏(65)=滋賀県長浜市=は「昨年8月、大津地裁に関西電力の原発再稼働差し止めの仮処分申請を行ったが、いまだに結論が出て いない。大飯原発再稼働の動きが強まっているもとで、仮処分の決定を待っていられない。定期検査終了証の交付差し止めで運転再開にストップをかけたい」と 話しました。

(転載終わり)

【動画】大飯原発 再稼働で政治判断へ/住民ら中止求めて提訴(2012年3月15日) http://www.dailymotion.com/video/xpgdlp_yyyy-yyyyyyyyy-yyyyyyyyyy_news?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed (2012年3月21日閲覧)(全文転載)

大飯原発 再稼働で政治判断へ/住民ら中止求めて提訴 by gataro-clone

「大飯」再開 ストップを/定検終了証交付 差し止め要求/滋賀県民ら80人が提訴

福島原発事故の原因究明もないまま大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が行われようとしていることに対し、滋賀県民ら80人(うち大阪4人、京都3人)は14日、国が関西電力に定期検査終了証を交付することを差し止める行政訴訟を大阪地方裁判所に起こしました。

訴状は、福島原 発事故で原発の安全設計審査指針の誤りが明らかになり、指針を前提に造られている原発の技術基準は効力を持たないと指摘。事故を踏まえた指針や基準の改定 が行われるまでは、定期検査終了を判断する法的基準が存在しない状態が続くことから、定期検査が終了したとして経済産業相が関西電力に定期検査終了証を交 付するのは違法だと主張しています。

提訴後の記者会見で井戸謙一弁護士は「福島原発事故は到底収束したとは言えず、原発の再稼働に前のめりになっているとしか思えない今の政治の状況を深く危惧する。法的に再稼働が可能なのか、速やかに裁判所に判断していただきたい」とのべました。

原告団長の辻義則氏(65)=滋賀県長浜市=は「昨年8月、大津地裁に関西電力の原発再稼働差し止めの仮処分申請を行ったが、いまだに結論が出ていない。 大飯原発再稼働の動きが強まっているもとで、仮処分の決定を待っていられない。定期検査終了証の交付差し止めで運転再開にストップをかけたい」と話しました。
(転載終わり)

【動画】大飯原発稼働中止求め提訴「政治判断などで原発が動かされてたまるか」 http://www.youtube.com/watch?v=OkAJnS18wXg&feature=endscreen&NR=1

Uploaded by on Mar 14, 2012
 
美浜の会 http://www.jca.apc.org/mihama/

 
【浜岡原発】
中部電力浜岡原発の運転差し止めを求める訴訟

浜岡原発とめよう裁判の会
 http://www.geocities.jp/ear_tn/
 

(読売新聞)浜岡原発訴訟の原告、即時差し止め仮処分申請へ (2011年5月9日) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110509-OYT1T00347.htm (2012年3月21日閲覧)(全文転載)
中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の運転差し止め訴訟の原告側弁護士らが9日、静岡市内で記者会見し、運転即時差し止めの仮処分を26日に静岡地裁に申し立てる方針を明らかにした。

菅首相が運転停止を要請したが、「まだ停止しておらず、中部電力は要請に従うか決定していないため」としている。
青山雅幸弁護士は「仮に運転が止まったとしても再開するべきではない。津波に対して無防備に等しい」と述べた。

浜岡原発の耐震性に問題があるとして住民らが運転差し止めを求めた訴訟は、1審の静岡地裁が2007年10月、中部電力の安全対策を認めて訴えを棄却。東京高裁で控訴審が続いている。
(2011年5月9日12時32分  読売新聞)
(転載終わり)  

【大間原発】

電源開発株式会社(J-POWER)が青森県下北半島の大間町に建設している「大間原発」の建設取り止めを求める訴訟
大間原発訴訟の会
 http://ameblo.jp/ooma/
大間原発訴訟の会ブログ

(NPJ弁護士の訟廷日誌)大間原発建設・運転を差し止めよう~大間の海は宝物、函館の海も宝物、子孫へ残そう宝の海を~ (2011年3月7日) http://www.news-pj.net/npj/2011/oomagenpatsu-20110307.html (2012年3月21日閲覧) 

【伊方原発】

四国電力伊方原発の運転差し止め訴訟

 (NPO法人 九州・自然エネルギー推進ネットワーク) 本日、伊方原発運転差し止め訴訟を提訴しました (2011年12月8日) http://nonukes.exblog.jp/15075651/
  
【動画】伊方原発差止訴訟とは?(1/5) 
Uploaded by on Dec 8, 2011
 
2011年12月8日、四国、中国地方を中心とする住民らが、伊方原発の運転差し止めを求めて、四国電力を提訴した。それに先立ち、弁護団の薦田伸夫弁護士が、高知市内で­この訴訟についての説明を行なった。(主催:グリーン市民ネットワーク高知)

「何としても止めたい~伊方原発差止訴訟の準備状況~」
このビデオでは、訴訟に至った経緯、原告の現状、伊方原発の概要、過去の伊方原発訴訟、そして福島第1原発の事故について触れている。 

【動画】 20111001 伊方原発 問われる“安全神話” http://www.dailymotion.com/video/xletih_20111001
20111001 伊方原発 問われる“安全神話” by PMG5

NHK“ドキュメンタリーWAVE“より。
“フ クシマ”によって崩壊することになった原発の安全神話。その神話が形作られていくきっかけとなったのが、四国電力の伊方原子力発電所の安全性を巡って 30年近く争われた裁判である。当時、四国電力で原発設置を担当したある技術者は、裁判後、徐々に社内で蔓延していく「絶対安全」に対して、異論を訴えた が黙殺され続けてきた。裁判資料を読み解くと、地震のリスクなど専門家の調査結果が無視されている部分も多い。第2のフクシマは防ぎたいと、今でも原発の 危険性を訴える技術者の思いを軸に、現在でも“安全神話”が続く原子力発電の現場を見つめる。

―2012年5月30日投稿― (47News) 四国電「事故はあり得ない」 伊方原発訴訟初弁論
(2012/05/29 16:50) http://www.47news.jp/CN/201205/CN2012052901001836.html
(2012年5月30日閲覧)(全文転載)


 四国電力伊方原発の運転差し止めを求めた訴訟の第1回口頭弁論で、松山地裁に入る原告団=29日午後

 大地震による事故の危険性があるとして、全国23都府県の住民622人が、四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)全3基の運転差し止めを四電に求めた訴訟の第1回口頭弁論が29日、松山地裁(加島滋人裁判長)であり、四電側は「事故はあり得ない」と請求棄却を求めた。

 「伊方原発の北6キロに世界最大級の断層系・中央構造線がある」と危険性を主張する住民側に対し、四電側は答弁書で「福島第1原発とは立地条件が異なる。安全性を確保するため、十分な対策を講じている」と反論。

2012/05/29 16:50   【共同通信】
(転載終わり)

(NHK)伊方原発運転停止求める裁判始まる(5月29日 22時7分) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120529/k10015464451000.html (2012年5月30日閲覧)(全文転載)

福井県の大飯原子力発電所に次いでストレステストの国の評価作業が進んでいる、愛媛県の伊方原子力発電所を 運転しないよう、市民ら600人余りが四国電力に求めている裁判が始まり、四国電力は「安全確保のための十分な対策を講じている」として、訴えを退けるよ う求めました。

訴えを起こしたのは、地元の愛媛県をはじめ1都2府20県の合わせて622人です。
訴えで は「東京電力福島第一原発の事故によって、これまでの国の基準では原発の安全性は十分でないことが明らかになった」と指摘したうえで、四国電力に対して 「現在の科学技術の水準に基づき安全性を立証する必要があり、立証できないかぎり、原発は差し止められるべきである」として、伊方原発を運転しないよう求 めています。
裁判は29日から松山地方裁判所で始まり、原告側は伊方原発の北側にある巨大な断層で大地震が起きる可能性を取り上げ、「原子炉の安全性を再度審査すべきだ」などと訴えました。
一方、四国電力は「地震や津波などの立地条件を踏まえたうえで、安全性を確保するための十分な対策を講じている。原子炉の運転が停止されることはあってはならない」として、訴えを退けるよう求めました。
次回の裁判は、ことし9月に開かれる予定です。

(転載終わり)

【関連情報】

 伊方原発をとめる会 HP http://www.ikata-tomeru.jp/

(My News Japan/三宅勝久)「『原発は安全』判決書いた最高裁判事が東芝に天下り 司法にも広がる原発マネー汚染」(05/27 2011)

四国電力伊方原発と東電福島第二原発の建設許可取り消しを求めた2つの裁判で、原発の安全性にお墨つきを与える判決を下した最高裁判事が、米国GE社と 提携する原発メーカー「東芝」の役員に天下っていたことがわかった。判決があったのはチェルノブイリ原発事故から6年後の1992年のことで、脱原発の声 を封じて原発ラッシュの流れをつくる一大転機となった。裁判官と原発産業の生臭い関係に、原発の危険を訴えてきた地元住民は絶句する。「司法よ、お前もか ――」

―つづきを読む。

ー5月30日の投稿はここまでー


【上関原発】 

中国電力が原発新規立地計画をしている山口県上関の生物多様性を守るための訴訟
上関原発 自然の権利訴訟
 
【川内原発】 

九州電力川内原発全2基の稼動停止を求める訴訟
(南日本新聞/373news.com) 5月にも提訴 弁護団準備会 (2012 01/23 06:30) http://373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=145 (2012年1月25日閲覧)(全文転載)

 鹿児島、宮崎、熊本3県の弁護士らでつくる「原発なくそう!九州川内訴訟」弁護団準備会(森雅美団長)は22日、九州電力川内原子力発電所全2基(薩摩川内市)の稼働停止を国と九電に求め、5月にも鹿児島地裁に提訴すると発表した。
準備会によると、福島第1原発の事故で原発の危険性が証明されたとして、稼働停止を求める。国には、原発政策を推進してきた責任を追及する方針。原告は1000人を目標に2月から募る。同19日、鹿児島市中央公民館で説明会を開く。
原発運転差し止めをめぐっては、九電玄海原発(佐賀県)について、地元弁護士らが31日に佐賀地裁に提訴する。
(転載終わり)

(NetIBNEWS)川内原発差し止め提訴へ 説明会日程を発表~弁護団準備会(2012年2月2日 16:00)  http://www.data-max.co.jp/2012/02/02/post_164330_ym_1.html(2012年3月21日閲覧)(全文転載)

福島第一原発事故から間もなく1年。九州では原子力発電所差し止めを求める訴訟が広がりを見せている。2月1日、川内原子力発電所(鹿児島県川内 市)全2機の操業差し止めを求める訴訟を準備する弁護団準備会が記者会見で説明会の日程を発表し、原告募集を開始した。1月31日には、玄海原発の操業差 し止めを国と九州電力に求める訴訟が提訴されたばかり。「玄海プルサーマル裁判の会」が2011年12月27日に「玄海原発全炉稼働差止追加訴訟」を佐賀 地裁に提訴しており、九州では原発差し止め訴訟が昨年末から相次ぐことになる。

今回の訴訟は、「原発なくそう! 九州川内訴訟弁護団準備会」が進めているもの。5月末に鹿児島地裁に起こす予定だ。
説明会は、2月19日に鹿児島市中央公民館で、3月4日には熊本県水俣市の水俣市公民館で開く(いずれも午後2時~4時)。提訴までに1,000人以上の原告をめざす。
同弁護団準備会は、「すべての原発を止める一環」と位置づけ、「川内原発を止めることに賛同する人はだれでも原告になれる」と原告を募っている。

訴訟では、川内原発が人格権や生存権を侵害しているとして、国と九州電力に操業差し止めを求める方針だ。「人々が健康に生存、生活していくために は、原発を排除するほかない」「原発に頼らなくても、人類の英知により自然エネルギーで十分に代替できる」と呼びかけ、上記説明会以外にもさまざまな集ま り・会合に弁護士が出向いて説明したいとしている。問い合わせ先は、弁護士法人白鳥法律事務所(電話:099-227-2655)。
【山本 弘之】
(転載終わり)

ー2012年5月31日投稿ー
(MSN産経ニュース)「近くの海底に日本最大の活断層」 川内原発の停止求め提訴 周辺住民ら約1100人(2012.5.30 14:53) http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120530/trl12053014570003-n1.htm (2012年5月31日閲覧)(全文転載)


九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転は重大事故の危険性があり、住民らが安全な生活を営む権利を侵害しているとして、鹿児島、熊本、宮崎の3県を中心とする計約1100人が30日、国と九電に、川内原発の2基を稼働させないことと慰謝料を求める訴訟を鹿児島地裁に起こした。

訴えで原告側は「自然災害や人為ミスによる事故を完全に想定した、絶対の安全を保証する審査基準を策定するのが不可能なことは、東京電力福島第1原発事故で示された」と主張。川内原発は近くの海底を日本最大の活断層が通り、地震や火山の噴火で深刻な事故が起こる可能性があることも指摘した上で「運転すること自体に重大事故の危険性があり、憲法が保障する人格権と生存権を侵害している」として、今後も稼働を停止し続けることと、慰謝料として原告1人当たり1万円を支払うことを求めている。

(転載終わり)

(毎日新聞) 川内原発:運転差し止め求め1114人が提訴…鹿児島地裁(1012年05月30日 19時21分(最終更新 05月30日 21時38分))http://mainichi.jp/select/news/20120531k0000m040029000c.html (2012年5月31日閲覧)(全文転載)

川内原発の運転差し止め訴訟を起こすため、鹿児島地裁に入る原告団=鹿児島市山下町で2012年5月30日午後1時24分、垂水友里香撮影
川内原発の運転差し止め訴訟を起こすため、鹿児島地裁に入る原告団=鹿児島市山下町で2012年5月30日午後1時24分、垂水友里香撮影
九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)全2基の運転差し止めを求める1114人の原告が30日、国と 九電を相手取り鹿児島地裁に提訴した。福島第1原発事故後、九電原発差し止め訴訟は1月に提訴された玄海原発(佐賀県玄海町)に続き、3件目。今後も原告を募り、9月ごろ第2次提訴を行う予定。

九州各県の弁護士会長経験者が呼びかけ、九電玄海原発運転差し止め訴訟の兄弟訴訟として鹿児島、宮崎、熊本を中心に全国13都府県から原告が集まった。

訴状では「桜島・霧島火山帯にある川内原発は大震災発生の可能性が否定できない」と主張し、市民の安全を保障する憲法の人格権と生存権を侵害しているとして、運転差し止めと原告1人当たり1万円の慰謝料の支払いを求めている。【垂水友里香】

(転載終わり) 

【関連報道】 

(373news.com) 南日本新聞 ニュース特集 川内原発 http://373news.com/_kikaku/genpatsu/index.php (2012年5月31日閲覧)

 (東京新聞) 玄海・川内 福島並み事故なら 九州広域で避難必要 九大試算(2012年5月18日 夕刊) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012051802000235.html (2012年5月31日閲覧)(全文転載)
九州電力玄海原発で、福島第一原発並みの事故が起きた場合の放射性物質の拡散状況を試算した画像=九州大の竹村俊彦准教授提供
写真

九州電力玄海原発(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)で、東京電力福島第一原発並みの事故が起きた場合、放射性 物質が飛散し、住民に計画的な避難を求めるレベルの汚染が九州の広範囲に広がる恐れがあることが十七日、分かった。九州大応用力学研究所の竹村俊彦准教授 (大気環境学)の研究チームが試算した。

玄海、川内両原発から放射性物質「セシウム137」が福島第一原発事故と同量放出されたと仮定し、昨年三月十一~二十五日の九州地方の気象条件に当てはめた。緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)と同様の方法で試算した。

玄海原発から出る放射性物質は、西風などの影響で、長崎県中部や福岡県中部で一平方メートル当たり一〇〇万ベクレルの値を示した。福島事故で設定 した一年間の積算線量が二〇ミリシーベルトを超える地域が対象となる「計画的避難区域」並みの汚染となる。降雨の影響で、原発から約百五十キロ離れた大分 県国東半島も同区域並み。愛媛県西部では避難の必要はないが、一万~一〇万ベクレルの程度の汚染が確認されたという。

川内原発では北西の季節風によって、薩摩半島が同区域並みの濃度で拡散。熊本県の天草、長崎県西部も一万~一〇万ベクレルに及んだほか、宮崎県南 部の一部で一万ベクレル程度の地点がみられた。九州の風向きは季節によっても変化する。夏は放射性物質は北西に拡散し冬はその逆向き。春秋は定まっていな いという。

(転載終わり) 

―5月31日の投稿はここまでー

【日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)】 2012年5月28日投稿

(朝日新聞 MYTOWN茨城) 東海第二原発差し止め提訴 決起集会 (2012年05月26日)  http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000001205260003 (2012年5月28日閲覧)(全文転載)

日本原子力発電東海第二原発(東海村)の再稼働差し止めと廃炉を求める裁判の原告団と弁護団、支援者が、裁判の意義や論点を話し合う決起集会が 27日、水戸市で開かれる。7月31日の提訴に向けて準備を進めてきた常総生協(本部・守谷市)は、すでに180人近くが名を連ねる原告団をさらに拡大し ようと、集会への参加者を募っている。

常総生協は取手市や土浦市、つくば市といった県南地域のほか、千葉県の柏市、松戸市などに計約6千人の組合員がいる。東京電力福島第一原 発事故後、一帯は比較的高い放射線量が続き、取り扱う食品の放射線量調査に加え、母乳の調査や子どもへの線量計配布など、組合員を被曝(ひ・ばく)から守 る独自の対策を進める。「もう二度と子どもたち、母親たちを被曝させてはならない」と、昨年6月の総代会で「脱原発」を決議。9月の理事会で提訴を決め た。

1999年9月に東海村で起きたJCO臨界事故を受け、常総生協は事故直後の10月、国のエネルギー政策の転換を求める声 明を決議した。それでも、理事長の村井和美さん(64)は「あの時にもっと大きな声をあげていたら、社会は変わったかもしれない」と悔やむ。専従で提訴の 準備にあたっている副理事長の大石光伸さん(54)も「声明のことを1年もたたずに忘れてしまった経験を繰り返してはいけない」と述懐する。

そのうえで大石さんは「原発を止めるためのあらゆる手段の一つとして、廃炉にするまで裁判を続ける」といい、「大切ないのちを原発の危険 から守ろう」と原告団への参加を呼びかける。「住民主体の裁判にしたい」と、母親たちを中心に廃炉を求める思いを募り、準備書面にまとめて裁判に提出する 考えだ。

決起集会は27日午後1時半から、みと文化交流プラザ(水戸市五軒町1丁目)で。脱原発弁護団全国連絡会代表の河合弘之弁護士や、日弁連 の前事務総長で数多くの原発訴訟を手がけてきた海渡雄一弁護士らが、原発を停止させる意義と裁判の論点を報告。原発のストレステスト(耐性評価)意見聴取 会委員を務める東大名誉教授の井野博満さんが、東海第二原発の老朽化をテーマに講演する。

入場無料。問い合わせは常総生協(0297・48・4911)へ。(栗田有宏) 
(転載終わり) 

(東京新聞【茨城】)東海第二原発運転差し止め 7月提訴へ水戸で決起集会(2012年5月28日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120528/CK2012052802000123.html(2012年5月28日閲覧)(全文転載)

原告団や賛同者ら約300人が集い、提訴の狙いなどを確認した=水戸市で
写真
日本原子力発電(原電)東海第二原発(東海村)の運転差し止めなどを求めて七月末に提訴を予定する原告らの決起集会が二十七日、水戸市内であり、 原告は二十五日現在で百九十四人集まり、弁護士六十六人で弁護団を結成することなどが報告された。また、県弁護士会の安江祐会長は、同会として再稼働反対 を総会決議したことも報告した。 (井上靖史)

原告は原電に対する運転の差し止め請求と国に対する設置許可の無効確認請求で水戸地裁に提起する。事務局の常総生協(守谷市)によると、原告の内訳は県民が百四十五人、千葉県民二十一人、東京都民十一人など。原告以外にも裁判費用を一部負担する賛同者が二百二人いる。

この日は原告や弁護団らが初めて一堂に会し、約三百人が集まった。一九七〇年代にも提訴したが敗訴した相沢一正・東海村議ら五人の呼び掛け人が福島第一原発の事故を踏まえて「前回とは状況が違う。力を結集して原発をなくしましょう」などとあいさつ。

全国の脱原発弁護団連絡会代表の河合弘之氏は「消費税やTPPも重要だが後世に押しつけてはならない最大の負担は原発だ。特に東海第二で事故があ れば首都圏が、つまり日本が壊滅する。自信と誇りを持って闘いましょう」と訴えた。老朽化原発の危険性を指摘する井野博満東大名誉教授(金属材料学)の記 念講演もあった。

事務局は三百人の原告団を目指して、さらに参加者を募る。

(転載終わり)
  
(TBS News)東海第二原発差し止め提訴へ決起集会 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye5040112.html (2012年5月28日閲覧)

Published on May 27, 2012 by

茨城県の東海第二原発の再稼働の差し止めや設置許可の無効確認を求める裁判の原告団と支援者らが、今年7月に予定している提訴に向けた決起集会を水戸市内で開きました。

27日の集会では、原告に加わった主婦や農業を営む男性らが原発への不安と福島第一原発の事故の影響などについて訴えました。

東海第二原発は、1978年の運転開始から30年以上が経過していて現在は定期点検中です。(27日23:05)

【関連リンク】

―茨城県東海村の村上達也村長が脱原発を発信

【志賀原発】

-2012年5月30日投稿-(東京新聞)「志賀原発運転差し止めを」 住民ら、耐震指針の不備問い提訴へ(2012年5月29日 夕刊) http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012052902000236.html (2012年5月30日閲覧)

北陸電力志賀原発が立地する石川県や富山県の住民らが、耐震指針の不備などを問い、運転差し止めを求める訴えを来月二十六日に金沢地裁へ起こす方 針を固めた。過去の運転差し止め訴訟はいずれも原告側が敗れている。福島第一原発事故を踏まえ争点を設定し、あらためて司法判断を仰ぐ。

訴訟を起こすのは両県の平和運動センターや市民団体、地方議員らのグループ。六月二十五日に原告団と弁護団の結団式を開く。

運転差し止めを求めるのは1、2号機で、福島原発事故で明らかになった原発の安全指針や耐震指針の不備を追及する。志賀原発周辺の活断層連動の評価にも誤りがあると主張し、安全が確保されない中で稼働は認められないと訴える。

原告団長は珠洲原発(石川県珠洲市)の建設凍結に尽力した北野進・珠洲市議が就任予定。二〇〇六年の一審金沢地裁で原告勝訴となった志賀原発2号機の運転差し止め訴訟で原告団長だった堂下健一・志賀町議や弁護団長の岩淵正明弁護士は、今回の訴訟で原告副団長や弁護団長を務める見通し。

現在停止中の志賀原発の再稼働問題については、再稼働への同意権を持つ石川県に対し、同意しないよう求める訴訟を起こすことも検討する。

(転載終わり)

 

Saturday, March 10, 2012

XIII.11.子どもの目を通して見た3.11

【動画】BBCドキュメンタリー「津波の子供たち」"Japan's children of the tsunami " 3.11(2012年3月1日放送)http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=D_AxnoNrr_8

ナレーションで「原発の冷却装置が津波で壊れた」と言っているところは問題がありますが、子どもたちの証言、そして親御さんの苦悩など、日本語の部分だけでも、充分に伝わってくるものがあります。(日本語字幕付きの動画が見つかり次第、投稿いたします。) 


Uploaded by on Mar 1, 2012


【関連情報】

(BBC Two) Children of the Tsunami http://www.bbc.co.uk/programmes/b01cx9gj(2012年3月10日閲覧)

Sunday, March 4, 2012

XII.7.一般財団法人日本再建イニシアティブの作った「民間事故調」とは?

2012年3月7日投稿

一般財団法人日本再建イニシアティブの福島原発事故独立検証委員会が自らを「民間事故調」と名乗り、マスコミもその呼称を使っていることについて。

日本再建イニシアティブの福島原発事故独立検証委員会は、一人の個人が、広く公衆のあずかり知らぬところで自ら選んだ「有識者」を集めて委員会を創ったものであり、これまた公衆の知らないところで調査委員を頼んで(しかもその顔ぶれすら公表することなく)、資金源も明らかにせず、「3月11日の原発事故一周年に合わせて、調査を終え、報告書を公表(そして出版)」というスケジュールに合わせてことを進めてきた。そのためには、事故の当事者である東京電力の調査ができなくても、スケジュール通りに2月末に報告書作成。(この辺、政府の「事故収束」宣言とよく似ている。ただし、北澤委員長は、東電の協力を得られるかどうかは「私にとっては小さな問題だと思われる面がある」と記者会見で公言している。11月15日の記者会見の動画と一部書き起こしを参照。)

これは、はっきり言って、船橋洋一氏の「私的な」事故調である。 「民間」というと、何かもっと広く社会的な支持と要請を反映しているかのような印象があるが、この委員会が「民」の視点・意見を反映するものではないことは、委員会の顔ぶれや記者会見などでの発言から明らかである。むしろ、国家の目線で原発問題を見ている。「国」の事故調でないことを強調したいのなら、公に対する「私(わたくし)」の機関であると言うべきで、「民」を詐称すべきではない。この事故検証委員会を「民間事故調」と呼ぶのに大きな違和感があるのは、「事故調」と呼ぶことによって国の二つの事故調と同等の権威付けをしようとする一方で、「民間」を名乗ることで、あたかも広く国民の意思を代表しているかのような印象を与えようとしているからだ。

このことに気づかずに(或いは気づいても無視して)、船橋「事故調」の自称をそのまま何の検証もなしに繰り返しているマスコミも問題だ。そればかりでなく、この間の報道を見ていると、国の事故調よりもこの「事故調」の方に重要性を付与しているようにさえ見える。だが、法律に基づいて設置され、少なくとも制度上は、政府や国会といった設置母体(そして、究極的には、それらを選んだ国民=主権者に)責任(アカウンタビリティ)を負っている公の委員会と違い、船橋「事故調」のような私的「事故調」には、法的根拠も国民=主権者への責任も何もない。そこを明らかにしないまま、「民間事故調」という自称を放置するばかりか、それをそのまま繰り返す報道機関は無責任である。

船橋「民間事故調」は、「私的な検証委員会」と、正しく呼ばれるべきではないか?

(3月7日の投稿はここまで。)
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2012年2月28日、日本記者クラブで、「民間事故調(福島原発事故独立検証委員会)」による記者会見が行われ、調査報告書が公表された。記者会見には、この事故調を作った一般財団法人日本再建イニシアティブの理事長で元朝日新聞主筆 の船橋洋一氏、同財団の「有識者委員会」委員長の北澤宏一氏、委員3人が出席した。 プレスリリースを見る。

その日と翌日の29日、記者クラブメディアの各社は、この「民間事故調」の報告書について大きく報道し、「しがらみなし 官邸や東電の責任ばっさり 当事者責任に深く踏み込む」(産経)といった好意的な論調が目立つ。

東京電力福島第一原発事故の調査については、既に、政府の任命した「東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会」(政府事故調)が昨年末に中間報告書を発表しているし、国会が任命した、史上初めて調査権を持つ「国会 東京電力福島原子力発電所事故調査委員会」(国会事故調)も調査を行っている。そこへ、第三の「事故調」が? 

一般財団法人日本再建イニシアティブのホームページを見ても、その沿革や(本当の)目的、資金源、実際に調査にあたった調査員についてはよくわからない。(「ワーキンググループの構成メンバーは、2012年春のレポート発表の際に公表致します。」とHPにはあるが、記者会見では発表されなかったし、メディアによる報道も今のところ見当たらない。当日公表されたプレスリリースにもその名簿はない。)

し かも、記者会見でも報告書は限られた数しか用意せず、ほしい人は、(なぜか3月11日に)発売開始になるのでそれを買うしかないということだ。そして、そ の売り上げの一部は、「福島原発事故の調査・検証結果を日本と世界の未来のために生かす活動に使われます」そうである。http://rebuildjpn.org/ 

だが、同財団のホームページや2月28日の記者会見を見ただけではわからないことが、昨年(2011年)11月に行われた船橋理事長と北澤委員長の記者会見から見えてくる。(下に動画と一部書き起こしを掲載。) 

福島の検証は日本(国民)の世界への責任

東電事故の検証の目的として船橋理事長と北澤委員長が強調しているのは、検証は日本の責任、世界へ発信する責任があるということだ。(船橋氏は、福島の経験の共有は、「我々国民の」責任だとまで言っている。) さらに、「福島の教訓の共有」は、(北澤氏の言う)「フェイルセイフ」な原発を作るために必要という、原発推進の意図 も透けて見えてくる。北澤氏によると、これまでの原発は、技術的にできないからではなく経済的な理由から、「フェイルセイフ」でない段階で見切り発車していたので、原子炉が「暴れ出す」構造になっていた。が今は「フェイルセイフな原発」を作ろうと海外では真剣になっている。そこへ、「福島の教訓」が必要とされている、というわけだ。

こうした考えは、野田首相が昨年9月に国連演説で福島の教訓を世界と共有すると宣言したことや、国際原発推進勢力が日本に期待することと軌を一にしている。要するに、原発推進を前提として、原発事故に対してもっとうまく対応するために福島の事故を検証する、ということだ。

「民間」事故調でも国家の視点

さらに、北澤委員長は、原発の問題を「国家百年の計」であるエネルギー問題としてとらえていて、「この事業そのもの」(=この事故調の調査・検証)も、その国家戦略を考えていく「一部であると認めざるを得ない」と語っている。つまり、「民間」を強調する割には、国家の目線で考えていることが、北澤氏だけでなく、2月28日の記者会見での他の委員達からの発言からも明らかである。それは、有識者委員会に、外交官出身の元IAEA理事会議長や元検事総長といった国家の視点で仕事をしてきた人たちが多数いることと無関係ではないだろう。

その点、「国」の事故調である「国会事故調」の方にかえって、医学博士の崎山比早子氏、元原発エンジニアの田中三彦氏、福島県大熊町商工会会長の蜂須賀禮子氏、地震学者の石橋克彦神戸大学名誉教授といった真の民間人が選ばれているのが、興味深い対象をなす。 

船橋「民間事故調」の経緯

2011年9月 元朝日新聞社主筆で「親米保守派」とされる船橋洋一氏が一般財団法人日本再建イニシアティブを創設。しかし、その前からワーキンググループ(WG)で調査研究を始めていた。(11月15日の記者会見で発言。会見の動画と書き起こしを参照)

2011年9月30日  北澤宏一氏が科学技術振興機構理事長を退任→日本再建イニシアティブの「有識者委員会」の委員長就任へ

2011年11月15日  船橋洋一・財団理事長と北澤宏一・「有識者委員会」委員長が、日本記者クラブにて記者会見

2012年2月28日 日本記者クラブにて、記者会見し、報告書を公表

資金源

「民間事故調」https://twitter.com/minkanjikochoツイッターより:
”当財団は昨年設立されたばかりで、現在もファンドレイジング中です。そのため、現時点では、ご寄附を頂いた方の詳細をこちらから公開ということはしておりません。”(3月4日)

船橋理事長(11月15日記者会見で)
調査の資金は日本再建イニシアティブが全額負担。財団は民間企業から資金調達。一部上場企業2社から大きな金額の支援を受けている。その他のいくつかの企業、財団からも支援受けているか、あるいは要請中。財団HPの評議会、理事のページを見ればある程度の見当はつく。

 2人の理事は、株式会社ローソン 代表取締役社長 CEOの新浪剛史(にいなみ たけし)氏と、Twitter 日本代表の近藤 正晃 ジェームス (こんどう まさあきら じぇーむす)氏である。

ということは、船橋氏の言う「2社」とは、ローソンとTwitterということか。

米国との強い「絆」

財団の「調査研究体制」の図からもわかる通り、「海外有識者、機関」からも「コメント」を求めているのがこの「事故調」の特色である。29日にこれをとりあげたNHK『クローズアップ現代』でも、米国原子力規制委員会の本部をWGメンバーが訪れて委員と面談している場面を「密着取材」していた。また、船橋理事長によると、「カーネギー国際平和基金理事長のジェシカ・マシューズさん、カーター政権のホワイトハウス国家安全保障会議でスリーマイルアイランドを担当された方が中心になって、助言チームを作ってくださっているところです。」(2011.11.15の記者会見で)

また、この事故調は「自衛隊と米軍の同盟機能」を強調、「自衛隊と米軍は震災直後から『日米調整所』を防衛省内などに設け、救援や事故対応で連携。外務省や東電を交えた日米当局 者の会議は防衛省内で開催された。22日に官邸主導の日米会合が立ち上がるまでの間、『日米間の調整を担ったのは自衛隊と米軍の同盟機能だった』とい う。」(msn産経ニュース)。

さらに、「親米」で知られる船橋理事長に加え、「福島プロジェクト事務局」の大塚隆客員主任研究員も、米国とつながりのある元朝日新聞記者だ。92年から1995年アメリカ総局員(科学担当=ワシントン 在勤)、原子力、核問題などを中心に取材、2001年から2004年まで東京本社科学医療部長。04年から06年まで朝日新聞アメリカ社長(ニューヨーク 在勤)を歴任。http://rebuildjpn.org/fukushima/organization
 
不透明さ
「オープンな事故検証」という謳い文句にもかかわらず、資金源、調査過程、調査員の名簿など明らかにしないままで報告書の発表にいたっている。また、「外部専門家」の名も、今までのところ明らかにされていない。(小出裕章助教は含まれていないことは確かだ。←20120228 たね蒔きジャーナル: 小出「え……すいませんが、その私は…民間の事故調査委員会の性格すら知らない、のです」 ざまあみやがれい!さまのブログより)



【 日本再建イニシアティブHPから】

調査研究体制 http://rebuildjpn.org/fukushima/organization 

有識者委員会 http://rebuildjpn.org/fukushima/committee

財団 役員・評議員 http://rebuildjpn.org/members

財団 主要職員 http://rebuildjpn.org/staff


【動画】福島原発事故独立検証委員会記者会見 2011.11.15

ploaded by on Nov 15, 2011

北澤宏一 福島原発事故独立検証委員会委員長
船橋洋一 日本再建イニシアティブ財団理事長
司会 日本記者クラブ企画委員 川村晃司(テレビ朝日)

【一部書き起こし】(太字強調は投稿者による)

船橋氏あいさつ
  • シンクタンクは9月に立ち上げたが、その前からワーキンググループ(WG)で調査研究を始めている。 
  • 9月30日に北澤氏が科学技術振興機構理事長退任→財団の「有識者委員会」委員長に就任 
  • 3.11までに、できれば2月中ぎりぎりまでに、報告書を公表。英語で来年の夏までに、世界に向けて発信したい。 
  • 最初から、福島の経験は世界と共有しなければならない、我々国民としての、まあ、責任であろうと考えております。 
  • 世界の専門家の方々にも助言チームということで加わっていただくことになっております。すでにそのうちの、カーネギー国際平和基金理事長のジェシカ・マシューズさん、カーター政権のホワイトハウス国家安全保障会議でスリーマイルアイランドを担当された方が中心になって、助言チームを作ってくださっているところです。そういう方々の御意見をうかがいながら、それを反映させながら、進めていきたい。
* * *

質疑応答

<質問> 個人会員のたに氏 43:40過ぎから

ずっ と政党色なしに、原発の建設だとかいろんな面で反対してきた弁護士とかルポライターとかいう人たちがいるわけですね。例えば、裁判やって20連敗の弁護士 だとかですね。私はそういう方たちもいた(? 咳の音でよく聞き取れず)シンポジウムにも出てきいたんですが、その弁護士の人は、今までみんな、つまりま あ、反体制のやつらだと思ってたけれども、最近わたしの目をみんなが見るようになった、みんな私の目を見て話きくようになったと言うんですけれども。

そういう、今まで反原発でやってきた裁判の記録とか、あるいはルポライターがずっと書いてきたような事実で、今になってやっぱりこれはその通りだったなというようなことが大分あるんじゃないかと思うんですけれども、その辺までずっと突っ込んで、今回の民間のあれはなさるのかどうか?

北澤委員長

あのー、気持ちとしてはあるんですけれども、かなり、そこまでっていうのはけっこう難しいかな、と思うんですけれども。

真実っていろいろある、見方によっていろいろ違うということを、これをやり始めて感じている。典型的な例。こないだスイスに行って、スイスの原子力研究所で 日本の状況のことを話した。スイス原子力研究所の人たちから懇親会のときに、「日本でいいですね」と言われ、びっくりして「どうしてですか?」と訊くと、 「日本は “a few percent of your land”が失われただけですね」と言われた。「スイスは、たった一度こういう事故があったら、もうおしまいです。スイスは生きていけません。観光客は誰 も来てくれません」と言われたんですね。「日本みたいに、経済的なメリットとかをディスカスしているような、そういう余裕はスイスにはありません」って言われたんです。「だから、これで決まっちゃうでしょう」って言われて、わたし日本に帰ってきてから、9月28日に、スイスでも脱原発、最終的に上院でも決 まって、その方向が決まったんですけども。

そう言われて「ハッ」と思ったことはですね、国のサイズによって原発に対する態度がずい分ちがう。そうやって考えてみると。。。国によってアプローチが違ってくるというようなことも思われるわけです。。

わ たくし、学術会議の方でも、学術会議の良心とか、学者としての良心があるのかと問われて、ものすごく私自身も苦しんだし、科学者と呼ばれる人たちもそのこ とをすごくこの間気にしてきたと思うが、真実というのは、場所によっても違う発言になってしまうという面があると思う。

い ま言われた訴訟問題にしても、その時、その時点で、どれかひとつだけが正しいとして決定できれば問題はないが、それが全体としては、どれかひとつのデシ ジョンしかつくれないという、できないという時に、ま、それがこれまではなされて来なかったわけでありますけれども、そういうことが歴史的に積み重なっ て、今になってそれを実績としてわれわれは認めるという、そういう形で生きていくという部分もあると思うんですね。だからその点で、細かいことの一つ一つ の重ね合わせって言うのは、やっぱり最初に重要なんじゃないかと申し上げたのは、そういうこともあるんですけれども。

あのー、これからもエネルギーの問題って、どう考えても国家百年の計なんですね、これから何やっていくにしても。すでに原子力は50年経ったわけでありますけれども、この3.11が起こるまでは、日本の原子力って言うのは、世界から見れば、日本の原子力っていうのは一番うまくいっていると見ている面がある、ということがわかったわけなんです。

それが、アメリカやイギリスではもう、正直言って原子力ちゃんとやってないわけなんですね、あのー、発電という意味では。ギブアップしちゃってるようなところがある。それで、そういう点からしますと、これから百年かけてわれわれ日本のエネルギー、あるいは世界のエネルギーをどういうふうに変えていくのか、ということをやっていかなくてはいけないわけで、 そういう中でいろんな努力をこれからもしてかなきゃいけないと思うんですけれども、この事業そのものも、そのうちのごく一部であるということは認めざるを得ないし、個人個人がこれからずーっと、一回一回、とにかくこれで勝った負けたとか、そういった類いの問題ではなく、相当数十年つながって、われわれの子どもの代まで続けていかなくちゃならないような、そういう大きな努力が必要になってくるんじゃないかなっていう、そんな感じを私自身は持っております。ちょっと直接なお答えになるかどうかはわかんないんですけれども。

<質問> 読売新聞 三井 50:15過ぎ
事故の原因究明は、東電に対する調査ができるかにかかっている。東電の協力は得られるのか?

北澤 [質問の全体に関して、と前置きした上で。]
世界全体として、原子力の安全性ということに対して、世界全体が後悔しているか後悔していないか、という観点からしますと、今回の日本の事故でひとつ明らかになったことは、原子炉って最後は暴れだす構造になっていた、とまあそういうことなんですね。(略) 
現場で事情もよくわからないし、お手上げという状況になっていた。お手上げと言った時に、原子炉というは暴れだす構造になっているのかどうか。つまり、これ は工学的に言うと、フェイルセイフという精神があるわけですけれども、フェイルセイフの構造に普通はなっているのが当たり前なわけです。

原子炉というのはフェイルセイフにせずに、その段階でとにかく使い始めてしまっていた。 それで今、フェイルセイフの炉を造ろうというようなことが海外ではかなり真剣に考え始められているかと思います。それに対して日本は、まだそんなことまでは到底言えないという雰囲気があ るかと思われるわけですけれども、フェイルセイフの原子炉を何で作らなかったんですかと言うと、原子力の専門家に近いほど「いや、そんなことまで考えてい る余裕はなかったんだ」、そんなふうにお答えになる人が多いと思いますけれども、全世界がそのことを反省している面があるかと思うんですね。

それで、そのために、アメリカやイギリスは30年も原子炉を全く作っていないという、そんな結果になっちゃてるわけです。つまり、今までのところ、作れない、技術的に作れないというよりは、経済的に作れない、と言った方がよかったのかもしれませんけれども、とにかく結果的に言えば作れない状況になってい る。それで、じゃあ今後どうするのかという時に、やっぱり先進国が今後も原子炉を今後も受け入れるとなったら、それは安心できる原子炉を作れるのか、というこのことにきちんとメスを入れないかぎりは、もうみんなわかちゃったわけですね、暴れだすってことを。そのために、ドイツなんかも、テロが起こったらどうするんだというようなことを考えるようになったわけでありますけれども、あのー、その点で、東電が協力してくれなかったらどうするんだという問題は、私にとっては小さな問題であると思える面があるわけです。つまり、今回の全貌というのは、ま、そういうところから始まって今後世界が全体としてどうしていくか、その世界のアプローチの中で日本はどういうふうに動いていくのか、動いていく必要があるのか、動いていくのが有利なのか、そういったことと関わりがあるわけですね。ですから、その意味では、今回の日本の事件の検証というのが、全世界的にとっても非常に、ま、注目されている部分だと思われますし、それにどういうふうに答えるかということは、日本からのメッセージとしてですね、そこに東電は何も喋ってくれませんと書かれることが東電にとってメリットなのかどうか、それともどうなのか、とういう問題だと思います。ですから、それは、まあ、そういう観点から大きく見ていきたいと思っているわけですけれども。

(2011・11・15記者会見の一部書き起こしはここまで。)



Uploaded by on Feb 28, 2012
司会 日本記者クラブ企画委員 川村晃司(テレビ朝日)

登壇者(左から)
船橋洋一 福島原発事故独立検証委員会プログラム・ディレクター、日本再建イニシアティブ財団理事長
北澤宏一委員長、前科学技術振興機構理事長
遠藤哲也委員、元国際原子力機関理事会議長
但木敬一委員、元検事総長・弁護士
野中郁次郎委員、一橋大学名誉教授
山地憲治委員、地球環境産業技術研究機構理事・研究所長 

 
【関連情報】

【関連報道】

(朝日新聞)原発持たない沖縄電力、導入研究を継続 (2011年8月4日19時21分) http://www.asahi.com/national/update/0801/SEB201108010031.html(2012年3月4日閲覧)(全文転載)(太字は投稿者)

沖 縄電力(沖縄県浦添市)は2003年から取り組んでいる原子力発電所導入に向けた研究を続ける考えを明らかにした。東京電力福島第一原発事故の影響で 原発の新規立地は難しい情勢だが、当真嗣吉(とうま・つぎよし)会長は「やめる理由はなく、長期的視野に立って研究を続ける」としている。

沖電は電力10社で唯一原発がなく、ほとんどを火力やディーゼル発電に頼っている。このため電気料金は8月の標準家庭が7774円と全国一高い。また1キロワット時発電する際に出る二酸化炭素の量も0.9キロを上回り、10電力で最も多い。

沖電のピーク時の電力需要は140万キロワット前後だ。これに対し、最近の原発は1基で100万キロワット超の出力があり、当真会長は「導入は現実的で ない」とみる。ただ、各国で出力の小さい小型原子炉の研究が進んでいることなどから、日本原子力発電(東京)に技術者を派遣して研究している。(大畑滋 生)
(転載終わり) 

(NHK)マイクロソフトの創業者のビル・ゲイツ氏 「原発は必要だ」(2012年1月27日) http://logsoku.com/thread/uni.2ch.net/newsplus/1327714878/ (2012年3月4日閲覧)(全文転載)(太字は投稿者)

原子力発電のあり方が世界的に問われるなか、「マイクロソフト」の創業者のビル・ゲイツ氏は、
NHKとのインタビューで、安全性や経済面で優れた次世代型の原子炉の研究開発に積極的に資金を出していく考えを明らかにしました。

世界有数の富豪としてさまざまな分野に投資しているビル・ゲイツ氏は、 世界の政治や経済のリーダーが集まるダボス会議の会場で、26日、NHKのインタビューに応じました。

こ の中でゲイツ氏は、原子力発電のあり方について、地球温暖化対策のためにも原発は必要だという考えを強調した一方、 東京電力福島第一原発の事故などを踏まえ、「これまでの原発では、事故が起きたとき放射性物質が漏れ出すことを完全に防ぐことはできなかった」と 指摘しました。そのうえでゲイツ氏は「原発で課題となるのは安全性やコストであり、 極めて安全な次世代型の原発の開発を進めている企業を支援していきたい」と述べて、 安全性や経済面で優れた小型原子炉の研究開発に積極的に資金を出していく考えを明らかにしました。

福島第一原発の事故を受けて多くの国で脱原発の機運が高まっていますが、 新興国では、エネルギー需要の高まりに対応するために小型原子炉への関心も集まっています。
 (転載終わり)

Saturday, February 18, 2012

VIII.5.健康調査や食品検査は「安心してもらう」ため?

自治体などが健康調査や食品検査を行う場合、「安心してもらう」ため、という目的を挙げることが多い。この目的は、実際の被曝の程度を調べてしかるべき対処をするためとか、それ以上の被曝をさせないため、あるいは、食品からの内部被曝を避けるため、といった目的とは明らかに違う。

ひとつには、実際の被曝量、放射性物質摂取量よりも、「安心するかどうか」を最優先している。ふたつめは、「安心する」という結論があらかじめあるように聞こえる。 検査してみなければ「安心」できる量であるかどうかわからないはずなのに、安心させるのが目的だと言う。すると、下の東京新聞の記事のように、はじめから「結論ありき」だったと見られても仕方がないだろう。

さらに、小出裕章・京大助教などの専門家が、放射能には「安全なレベル」などないと説くのに対し。「安心してもらう」のための調査や検査は、「安心してもいい」外部被曝・内部被曝のレベルがあるような印象を広めるのに役に立つ。

こうして自治体や調査機関が、実際の被曝防止よりも「安心させる」ことに重きを置いているように見えるのは、 放射能の害は心理的害、「放射能トラウマ」だ、という考え方と関連があるのだろうか?

(日経新聞)原発事故の健康調査、宮城でも実施へ 子供の甲状腺検査 (2011/10/26 1:55) http://www.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C889DE1E7EBE2EAEAE4E2E0E4E3E2E0E2E3E39180EAE2E2E2(2011年10月29日閲覧)(全文転載)(太字は投稿者)

宮城県は25日、東京電力福島第1原子力発電所事故に関する有識者会議を開き、県南部で健康への影響を調査することを決めた。福島県に隣接する宮城県丸森町の子供を対象に甲状腺の検査などを行う方針。岡部敦・保健福祉部長は「対象年齢や検査項目を詰め、できるだけ早く調査したい」と話した。

会議には久道茂・宮城県対がん協会長ら医療、放射線関係の有識者5人が参加。県内で測定された放射線量については「健康への影響はなく、検査する必要はない」との評価で一致したが、県民の不安を払拭するため比較的線量が高い県南部で、対象を絞って調査することにした。検査対象は最大でも 100人程度の見込み。
(転載終わり)

(河北新報)放射性物質「健康に影響なし」 県有識者会議が報告書 (2012年02月15日) http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120215t13018.htm  (2012年2月19日閲覧)(全文転載)(太字は投稿者)

 福島第1原発事故で拡散した放射性物質が健康に与える影響を探る宮城県の有識者会議(座長・久道茂県対がん協会長)は14日、「科学的、医学的に健康への悪影響は考えられず、健康調査の必要性はない」とする報告書を公表した。

丸森町筆甫、耕野両地区で行った甲状腺超音波検査、ホールボディーカウンターによる内部被ばく検査についても「甲状腺がんの心配はなく、食品中の放射性物質も多くの品目で定期的に測定している」と指摘。両検査の継続は不要と判断した。

報告書は「100ミリシーベルト以下の低線量被ばくの場合、発がんへの影響は他の要因に隠れるほど小さい」とする広島と長崎の原爆被爆者の追跡調査結果を提示。県内で比較的線量が高い福島県境付近の被ばく線量が年間5ミリシーベルト程度であるとして「健康に及ぼす影響はない」と結論づけた。

健康不安を払拭(ふっしょく)させる対策としては、放射線に関する普及啓発の強化やがん検診の受診勧奨を挙げた。

報告書は県のホームページ「放射能情報サイトみやぎ」にも掲載した。
2012年02月15日水曜日
(転載終わり)

【関連情報】

1.放射能情報サイトみやぎ 「宮城県健康影響に関する有識者会議」について http://www.r-info-miyagi.jp/r-info/yushikisya/

**宮城県の「放射能情報サイトみやぎ」のトップページには、放射線医学総合研究所ホームページから、このおなじみの表が転載されている。 
■一回あたりに受ける放射線量
身近な事例 放射線量
(μSv/回)
胸部X線コンピュータ断層撮影検査(CTスキャン) 6900
胃のX線集団検診(1回の検査) 600
東京からニューヨーク航空機旅行(往復) 200
胸のX線集団検診(1回の検査) 50
※放射線医学総合研究所ホームページより
2.「がん協会」の「朝日がん大賞」、昨年度(2011年)は、山下俊一教授に授与。
http://www.jcancer.jp/archive/asahi/ 

(東京新聞)福島の子ども被ばく調査   「問題なし」結論ありき(2011年12月14日)  
一輪の花さまのブログから転載させていただきました。http://blogs.yahoo.co.jp/erath_water/63400979.html (2011年12月14日閲覧)

(転載はじめ)

福島の子ども被ばく調査 

  「問題なし」結論ありき   東京新聞 12月14日

 調査対象は夏以降、事故当初は無視!!

福島県内の子どもに配布した『個人線量計で測った累積放射線量(空間被曝線量の累積値)の結果が、順次公表されている。
一般人の年間被ばく限度1ミリシーベルトを大幅に上回るケースもあるが、専門家は「問題なし」。
対象期間は夏以降が多く、東電福島原発事故発生から数カ月間の大量被曝は無視されている。

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福島県郡山市は8日、小中学生を対象に、10月5日から33日間測定した累積放射線量を保護者に通知した。
平均値は0.12ミリシーベルトで、これは年換算で1.33ミリシーベルト。最大値は0.45ミリシーベルトで、年換算では4.98ミリシーベルトにも達した。
だが、財団法人・放射線影響研究所の大久保利晃理事長ら市アドバイザーの評価は、『健康に影響を与えるような数値ではない」。保護者には個人データとアド バイザーのコメントのほか、「放射線被ばくの早見図」が届けられた。国際放射線防護委員会ICRPが事故後の復旧段階にあびてもよいとしている年間放射線 量1~20ミリシーベルトが太線で囲まれている。

専門家の評価の根拠を市学校管理課に尋ねたが、「総合的な判断」の一点張り。」
「平常時の法的な上限は1ミリシーベルトだが、今は平常時ではない。除染などによって、1ミリシーベルトに近づけようと努力している」と繰り返した。

そもそも、なぜ10月なのか?事故発生から数カ月間はどうだったのか?
福島県が子どもと妊婦計30万人に、個人線量計を配布すると発表したのは6月。県が購入費として、1台あたり1万5千円を補助する事業だ。
郡山市は8月の臨時議会で予算を計上。保護者の意向確認やアドバイザーの人選などに時間がかかったため、配布は10月にずれ込んだ。3月から9月までの被 ばくの影響については(内部被曝を検査する)ホールボディカウンターを導入して対応する」と説明するが、その時期は「早くても来年夏」。

福島市は10月28日、小中学生を対象に9月の約1カ月間実施した累積放射線量の測定結果を保護者に通知した。
平均値は出しておらず、最大値の0.6ミリシーベルトが3人、0.5ミリシーベルトが11人、0.4ミリシーベルトが44人など。
医師らでつくる市健康管理検討委員会の評価は、「健康に影響を与える数値ではない」。現在、10、11月分の結果を分析中だが、それ以降の調査は予定していない。

市放射線健康管理室は「現在の空間放射線量から考えると、妥当な結果だ。今すぐ対処しなければならないようなものではない」と主張。
9月以前の被ばく状況については、研が全県民を対象鬼進めている健康管理調査に「頼るしかない」と言葉少なだった。

県健康増進課によれば、田村市や白河市、川俣町でも測定結果が出ているが、いずれも「健康に影響尾を及ぼすような数値ではない」という。

郡山市では、児童や生徒ら14人が市に学校ごと疎開する措置を求め、福島地裁氷や支部に仮処分を申し立てている。警戒区域と会けク的避難区域以外では、自主避難任せで、あくまでも『定住政策』にこだわる国や行政への批判は根強い。

福島子どものいのちを守る会代表の佐藤幸子さんは、「本気で子どもを守る気持ちはないのだろうか。最近の線量を測定して、大丈夫というようなパフォーマンスはやめてほしい」と憤りを隠さなかった。

(転載終わり)

(さいたま市HPから) http://www.city.saitama.jp/www/contents/1329090086717/index.html (2012年2月19日閲覧)(太字は投稿者)

市立保育園給食の放射性物質検査結果について
   

本市では、保護者や市民の皆様に、保育園給食の安全性について、より一層理解をし、安心していただけるよう、市立保育園における給食の放射性物質検査を実施いたしましたので、検査結果及び保育園給食による内部被ばく量の情報提供をいたします。
検査結果及び内部被ばく量について、詳細は以下のとおりです。

―つづきを見る。

XIII.10.茨城県東海村の村上達也村長、脱原発を発信

日本初の商業用原発の立地自治体、茨城県東海村。1999年にJCOの臨界事故で、村長自ら村民の避難を誘導した東海村の村上達也村長。2011年7月、原発のある自治体として初めて「脱原発」を宣言し、その後も脱原発の発言を続けている。

(茨城新聞)http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13122844679466
2011年8月2日(火) (2012年1月27日閲覧)(全文転載)
「原発マネーで未来買えない」東海村長、シンポで訴え

【写真説明】脱原発の必要性を訴える東海村の村上達也村長=2日午後、東海村(共同)

福 島第1原発事故を受け、原子力の安全について考えるシンポジウムが2日、東海村舟石川駅東3丁目のテクノ交流館リコッティで開かれ、村上達也村長は「日本 で原発を保有するのは危険が大き過ぎる。『脱原発』の思想、理念に市民権を与え、国民全体で真剣に考えるべきだ」と提起した。

村上村長は「東海第2原発で同じ事故が起きたら東海村は全村避難で、30キロ圏内の約100万人がどうしたかと思うとぞっとする」と述べ、「東海村が原子 力に支えられてきたのは事実だが、われわれの暮らしや未来と原発マネーとは等価交換できないと思う」と会場の住民らに問い掛けた。

シンポは日本原子力学会が主催し同村が後援。同学会調査専門委員会の委員らが福島第1原発事故の概要や原子力のリスクについて講演。原子炉工学が専門の東 京大大学院の岡本孝司教授は事故の最も重要な教訓として▽事故後の対応▽原子力安全の考え方▽津波対策▽全電源喪失対策―の4点が不十分だったと指摘し た。

ほかに各分野の専門家3人が講演し、最後に原子力安全について考えるパネル討論が行われた。住民の関心は高く、定員の倍近い約400人が詰め掛けた。

(TBS)東海村・村上村長、脱原発を改めて表明(2011年8月3日) http://www.asyura2.com/11/genpatu15/msg/228.html (2012年1月27日閲覧)(全文転載)

1999年にJCO臨界事故が起き、現在も原子力発電所を抱える茨城県東海村の村長が、原子力の安全に関するシンポジウムで「原発を保有することは危険が大き過ぎる」などと発言し、脱原発の姿勢を改めて示しました。

「私は故郷、暮らし、未来と、原発マネーとは等価交換できないと思う。それをみなさんに問いかけたい」(東海村 村上達也村長)

1997年からおよそ14年にわたって茨城県東海村の村長を務める村上達也村長(68)は、原子力の安全に関するシンポジウムでこのように述べ、「脱原発」の姿勢を改めて示しました。

また、村上村長は福島第一原発の事故で住民が放射線にさらされ続けたことを受け、「住民の命より原発推進政策を維持すること、経産省や東電を守ることが優先された。まるで戦前の軍部のようだ」などと発言し、政府の事故対応を批判しました。

そのうえで福島第一原発の事故後、自動停止し、現在、定期検査に入ってる東海第二原子力発電所の再稼動について、厳しい見解を示しました。

「(今の段階では再稼働は)完全に白紙。政府自体の原発に対しての政策も固まっていない」(村上達也村長)

一方、シンポジウムに参加した住民からは放射能の影響を心配する発言が相次ぎました。

「放射能汚染とそれによる被害は、私どもは好んでなったのではない」

「放射能怖い。知らず知らずに相当浴びている」(住民)

東海村の住民の原発への関心は高く、シンポジウムには会場に入り切らないほどの人が集まりました。(02日19:37)

(転載終わり)

 (茨城新聞)http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13173565151441 (2012年1月27日閲覧)(全文転載)
「金のため魂売らない」臨界事故12年で東海村長訓示(2011年9月30日(金))

【写真説明】「ジェー・シー・オー」臨界事故から12年がたち、朝礼で黙とうする東海村の職員=30日午前9時、同村役場

1999年9月に東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー(JCO)」で起きた国内初の臨界事故から12年となる30日、村上達也村長が村役場の朝礼で「原子力に向き合う姿勢を正し、金のために魂を売ってはならない」と訓示し、脱原発の姿勢を明確にした。

訓示は事故の風化を防ぐため、2009年に始まった。東京電力福島第1原発事故のあった今年は、職員に原子力との向き合い方を再確認させる意味もあるとしている。

朝礼の冒頭、職員約100人が黙とう。村上村長は「政府や東電の事故対応はまったくなっていない」と批判。「原発による経済的繁栄は一炊の夢であり、その結果すべてを失う。人に冷たく、無能な国では原発は持つべきではなく、その資格もない」と述べた。(共同)

(茨城新聞)http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13174534196411(2012年1月28日閲覧)(全文転載)


2011年10月1日(土)
原発を考えるインタビュー 村上東海村長 極めて内省に欠ける国
-2度の原子力事故を目の当たりにして思うことは。その教訓とは何か。

JCO臨界事故も慢心が招いたもので、この国はいつまでも反省しないという印象だ。利益を追求するあまり、原発推進を「国策だ」と言い続け、安全神話を作るなど、極めて内省に欠ける国だということ。JCO臨界事故の時も思ったが、今回も案の定だ。何にも学んでいない。福島第1原発事故の初期対応を見ても、何という国だと思った。

-国の原子力政策、エネルギー政策をどう見るか。震災と福島第1原発事故で見えてきた日本の電力供給の問題点とは。

日本は地震多発地帯で、1900年からの100年間でM8以上の地震回数は世界一という報告がある。そんな国に54基も原発を置いていいのか。正気の沙汰とは思えない。しかし、日本は原子力推進そのものがエネルギー政策で、自然・再生可能エネルギーの発展を封じていた面がある。原発は炭酸ガスを出さないから環境にいいと言い、放射能・放射線の問題にはふたをして、原発の後処理も後世に先送りしてきた。それはまさに、哲学なきエネルギー政策だという気がする。

-「脱原発」は可能か。日本における再生可能エネルギーの可能性は。普及を進める鍵は。

福島第1原発事故を起こした以上、日本は脱原発について真剣に考える義務がある。脱原発を追求しなければならず、できるできないはその次でいい。自然エネルギーについても、ドイツやデンマークなどは既に取り組んでおり、技術開発も進んでいる。日本でも可能性はある。日本人の勤勉さやこれまで蓄積した技術からみても可能だろう。世界最高水準になれると思う。あとは政府のやる気次第だ。

-東海第2原発の再稼働をどのように判断するか。

私は、福島のように全村避難して戻れないとか、東海村が地図上から消えていく、そういう事態にはしたくない。福島の事故で、国は避難した人たちをどう救済するのか。つまり、国がわれわれの安全を保障できるのか。そこが担保されない以上、判断はできない。

津波対策や非常用電源対策の強化だけでは十分ではない。福島第1原発事故の問題も明らかにしてもらわなければならない。ストレステストは、再稼働のための政治的方便ではないか。

それと安全規制体制をどうつくるのか。原子力安全庁の話は出ているが、さっぱり見えない。これも判断の鍵となる。(東海第2原発の再稼働は)今の時点ではまったくの白紙だ。

-最後に、今後の日本のエネルギー政策への提言を。

エネルギー消費を減らして経済のスピードを落とし、思い切って自然エネルギーの導入に向けて政策誘導すればいい。自然エネルギーはこれまで、政府が後押しした電力会社が壁となり入り込めなかった。自然エネルギーに対する助成を、新しい技術開発に向けた投資だと思ってやったらいい。ドイツがやると言っているのに日本でできないわけがない。あとは政治家の決断だ。

(読売新聞)「原子力」の東海村、村長が原発廃炉を国に要請(2011年10月12日11時23分) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111012-OYT1T00347.htm(2012年1月27日閲覧)(全文転載)

日本原子力発電・東海第二発電所を抱える茨城県東海村の村上達也村長が福島第一原発事故後、「脱原発」の姿勢を鮮明にしている。

11日には都内で細野原発相、中川文科相と相次いで会談し、「東海第二原発は廃炉にすべき」などと直談判に出た。一方、村内には廃炉に伴う地域経済への影響を懸念する声が根強く、定期検査後の東海第二発電所の運転再開を巡って議論の長期化も予想される。

「東海第二は原発の立地条件として不適切。また老朽原発である。廃炉にすべきでないか」。村上村長は都内で、両大臣に「半径30キロ圏内に100 万人が住み、避難計画策定は不能」などと訴え、東海第二発電所の廃炉を求める文書を手渡した。原子力安全・保安院に代わる規制体制の早期確立や減原発政策 の具体化も求め、会談後、記者団に「今日は私の考えを示しただけ。国がどう対応するかを見させてもらいたい」と、今後の取り組みを注視する考えを示した。

村上村長は原発事故後、公の場で「人に冷たく無能な国で原発を持つ資格はない」などと国の姿勢を批判する発言を繰り返している。立地自治体の首長 が脱原発発言を繰り返すのは全国でも異例だ。村の2009年度の歳入約199億円のうち、原子力施設に関連する歳入は約60億円と3分の1近くを占める。 東海第二発電所だけに限れば「全体の6~7%」(村幹部)にとどまるが、原発推進派の村議らは「下請け企業が納める法人税や雇用効果など目に見えない影響 もある」と脱原発への懸念を隠さない。

また、村上村長は9月定例村議会などで「東海第二原発が事故を起こせば村全域の避難は避けられず、全村民の意見を問うべき問題」と、運転再開の是 非を問う住民投票の実施にも言及。しかし、議会内には「廃炉にした場合の村民生活への影響など十分な情報が示されていない。隣県で原発事故が収束していな い中、二者択一で冷静な判断を求めることはできない」と反対意見も多く、実現に至るかは不透明だ。

東海第二発電所は東日本大震災で原子炉が自動停止し、現在は定期検査中。11月を予定していた終了時期は延期され、運転再開の見通しはたっていない。
(2011年10月12日11時23分  読売新聞)

(転載終わり)
(茨城新聞)http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13186041998974 (2012年1月27日閲覧)
2011年10月15日(土)
廃炉「要望でなく意見」東海村長、脱原発は再度表明
村議会特別委

【写真説明】村議会原子力問題調査特別委員会で説明する村上達也村長=東海村役場

日 本原子力発電東海第2原発の「廃炉」に言及した東海村の村上達也村長は14日、村議会の原子力問題調査特別委員会(村上邦男委員長)で、細野豪志原発事故 担当相との面談での内容について「東海第2原発を廃炉にすべきではないか、という私の意見をお話しした。要望ではない」と説明。その上で「原発に依存する まちづくりには限界がある。基本的には廃炉だと思う」とあらためて脱原発の姿勢を示した。委員の一部からは「(廃炉発言は)村民全体がそう思っていると受 け取られかねない」など、慎重な言動を求める意見も出された。

村上村長は11日、細野原発事故担当相と面会し、(1)30キロ圏内に約100万人が居住する(2)東京から110キロの首都圏にある-などを理由に、同原発の廃炉に言及。原発立地自治体の首長が廃炉に言及するのは異例で、村議会が村上村長に説明を求めていた。

村上村長は同委員会に説明人として出席。この中で「30キロ圏内に約100万人もいるところに原発があっていいのか。それを鑑みれば廃炉ではないか」と述 べた。ただ、「私1人で決められないし、東海村だけの話でもない」とも語り、周辺自治体との調整が必要との考えも示した。「廃炉」発言をめぐる一連の報道 については、「十分に私の意図が通じていない」と語った。

出席した委員の意見は、村上村長の発言や姿勢について「責任を持って住民を守るための正当な言動だ」「議論を経ずに廃炉を口にするのはいかがなものか」など賛否が分かれた。

一方、村上村長は14日、橋本昌知事と面会し、発言をめぐる混乱について陳謝。今後は県と意見を交換しながら対応する考えを示した。

(転載終わり)
OurPlanet-TV もう原発はいらない!~臨界事故を経験した東海村の村上村長激白~

 Uploaded by on Dec 1, 2011
1999年にJCOの臨界事故で、村長自ら村民の避難を誘導した東海村の村上達也村長。今年7月、原発のある自治体として初めて、「脱原発」を宣言した。

日本で最も古い原発のある茨城県東海村の首長でありながら、「脱原発宣言」に踏込んだ背景にどんな思いがあるのか。NPJ(News for People in Japan)の代表で弁護士の梓澤和幸さんが聞いた。

ゲスト:村上達也(東海村村長)
インタビュー:梓澤和幸(NPJ代表/弁護士)
 
関連サイト
東海村
http://www.vill.tokai.ibaraki.jp/index.html
NPJ(News for People in Japan)
http://www.news-pj.net

(転載終わり)
 
(東京新聞)岐路に立つ原子力 いばらきの決断<5> 村上・東海村長に聞く (2012年1月22日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120122/CK2012012202000057.html(2012年1月24日閲覧)

写真

福島第一原発事故以来、原発の「安全神話」が崩壊し、東海村の日本原子力発電(原電)東海第二原発も「廃炉」と「再稼働」の間で揺れる。福島の事故後、「脱原発」を明確に掲げる村上達也村長に思いを聞いた。 (近藤統義)
-(福島第一原発事故後)放射性物質の拡散を予測するシステム「SPEEDI」の結果がなかなか公表されなかった。情報公開に問題は
(国の考えは)原子力業界を守ろうというのが中心で、住民を守ろうという視点が全くなかった。震災直後、村の放射線量が跳ね上がった際、文部科学 省から出向している職員にSPEEDIについて尋ねたが結局、(拡散予測は)出なかった。炉心溶融も五月にやっと認めたが、村の専門家の間では震災二日後 くらいに(炉心溶融の)話が出ていた。いいかげんというか情報の隠ぺいだ。
-震災の津波で東海第二も過酷事故の可能性があった
それを知ったのは四月初めの村議会の委員会だった。震災当日は、自動停止はすぐに確認したが、詳しい情報は入ってこなかった。通信回線の問題も あったが、原電から原子炉内の温度や圧力など一報が来たのは午後十一時すぎだった。(震災発生から一報まで)八時間ほど空いたのは確かに問題だ。
-住民への説明は五月に入ってからだった
福島の状況から、われわれも住民への説明会を早期に開催すべきだったという反省はある。その点は一方的に原電を非難するわけにもいかない。復旧作業と福島の放射能の問題に気が回っていた。
-村の原子力施設でも過去に何度か情報隠しがあった。原子力関係者による閉鎖的な「原子力ムラ」をどう見るか
国、電力会社、メーカー、建設会社、学界が驚くほどの一体性を持った強固な集団だ。異を唱える者を排除して権力的な構造をつくり、危険性にふたをして原発の利点ばかりを強調する。
福島事故後、少しは変わってきたが、基本的な構造は温存されている。これは戦争遂行のための組織をつくり、国民にプロパガンダを行ってきた戦前の軍事警察国家と同じ。極めてゆがんだ世界だ。
-関西電力大飯(おおい)原発の安全評価(ストレステスト)が妥当とされたが、信頼性は
私は福島事故の戦犯は(経済産業省)原子力安全・保安院や(内閣府)原子力安全委員会だと思っている。権威が失墜した彼らがお墨付きを与えるのでは、何の反省もしていないとしか思えない。
ストレステストは机上の計算で余裕度を測っているが、有効性も分からないし、大丈夫と言われても住民は分からない。国が審査するんだから、おまえらは黙って従えばいいという姿勢に見える。
-原発の寿命を原則四十年とし、さらに二十年延長可能とした政府の方針をどう見るか
数字の根拠は分からないが、方向性が示されたのは一定の前進があった。ところが、担当大臣が表明したのに対し、役人がただちに例外規定を拡大解釈して二十年延長とする。こんなことを言う国は信用できませんよ。
福島事故の原因を追究し、その経験に基づいて規制をしていくべきなのに、結局は現状追認だ。現実にある原発を何とか稼働させたいという思いが見える。原理原則が何もなく、実に情けない国だ。
-「脱原発」への思いは
福島事故への対応を見て、この国は原発を持つ資格はないと分かった。能天気で安全神話にどっぷり漬かっている。巨大科学技術は必ずどこかに陥穽(かんせい)があり、それが破綻したとき、取り返しのつかない惨事になる。私はふるさとを失いたくない。
=おわり

(転載終わり)

(読売新聞)原発最長60年は骨抜き案…東海村長が痛烈批判 (2012年1月19日23時31分)http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120119-OYT1T00033.htm?from=tw (2012年1月27日閲覧)(全文転載)

原子力発電所の運転を原則40年以上は認めないとする原子炉等規制法改正案を巡り、政府が例外として最長20年の延長を認める規定を盛り込む方針を 示したことについて、日本原子力発電・東海第二発電所が立地する茨城県東海村の村上達也村長は18日、「最初から例外を設けるのは現実に妥協した骨抜きの 規制案だ。基準がないことに等しく、これでは国民に信用されない。本当に情けない国だと思う」と厳しく批判した。

さらに、「優柔不断な国では安全を担保できない。基準を超えた原発は、何がなんでも止めるという決断が必要だ」と厳格な運用を求めた。東海第二発電所は昨年11月、運転開始から33年が経過した。現在は定期検査中で、運転再開の見通しは立っていない。
また、橋本知事は18日の定例記者会見で「40年という指標が示されたことはいいことだと思うが、その時々の状況に応じて対応するというのでは、事業者側も地方自治体としても大変困惑せざるを得ない」と懸念を示した。
(2012年1月19日23時31分  読売新聞)

(転載終わり)
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2012年4月3日投稿

【関連情報】

さよなら原発4・1大集会 HP http://anic.sub.jp/home/

 (茨城新聞) http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13332929070096 (2012年4月3日閲覧)

2012年4月2日(月)
「さよなら東海第2原発」ひたちなかの集会に3000人

【写真説明】「さよなら原発4・1大集会inいばらき」に集まった参加者=1日午後、ひたちなか市

「脱原発」を目指して、「さよなら原発 4・1大集会inいばらき」(同実行委員会主催)が1日、ひたちなか市の笠松運動公園で開かれ、全国から参加した約3千人(主催者発表)が「東海第2原発の再稼働をやめさせ、廃炉に」などと訴えた。

同集会は、福島第1原発事故を受け、作家、大江健三郎氏らの呼び掛けで全国展開する「さようなら原発 1000万人アクション」に呼応して企画。全国から労働者団体や女性団体などが集結した。同実行委によると、県内の反原発集会では過去最大規模という。

集会で、呼び掛け人の田村武夫茨城大名誉教授は「原発問題の議論の出発点はストレステストや電力不足ではなく、福島第1原発事故の被害をどう考えるかだ」と訴え、一部原発の再稼働に前向きな政府の方針を批判。

脱原発を表明する東海村の村上達也村長の「福島の悲劇を繰り返さないためにも日本中の原発を停止しなければならない」とのメッセージが読み上げられると、会場から拍手が湧き起こった。

最後に「みんなの力で東海第2原発の再稼働をやめさせ、廃炉を実現しよう」との集会アピールがあり、参加者が「原発ノー」の掛け声とともに風船を空に飛ばした。
(転載終わり)

(毎日新聞)東海第2原発:廃炉を ひたちなか4・1大集会に3000人 アピール採択、パレード/茨城 (2012年4月2日) http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20120402ddlk08040045000c.html (2012年4月3日閲覧)(全文転載)

日本原子力発電東海第2原子力発電所の廃炉を目指し、ひたちなか市佐和の笠松運動公園で1日、「さよなら原発4・1大集会inいばらき」が行われ た。各種団体や市民約3000人が参加。「東海第2原発の再稼働をやめさせ、廃炉を実現しましょう」とのアピール文を採択し、東海第2原発前など3カ所を 目指してパレードした。

県労働組合総連合などで作る実行委員会が主催。県内113団体に加え、埼玉労連など県外の団体も参加した。会場内では、飲食模擬店や交流テントが設けられ、「原発損害賠償無料法律・税務相談」も行われた。

集会では、呼びかけ人代表の田村武夫・茨城大名誉教授が「一回りも二回りも声を大きくして、再稼働は嫌と知事が言うように追い詰めていきましょ う」とあいさつ。県議が東海第2原発の廃炉を訴えたほか、福島県浪江町の馬場有町長や東海村の村上達也村長のメッセージなどが読み上げられた。

また、北茨城市内で無農薬農業を営む男性や福島県民ら6人によるリレートークも行われた。福島県富岡町から避難し、現在は水戸市で生活を送る木田 節子さん(58)は、国内で原子の火が初めてともったのは東海村だったことに触れ「村のプライドのため、東海第2原発は止めるべき。原発関連で働く家族の 気持ちはわかるが、被ばくしながら給料をもらう所には行かないでと言うべきではないか」と訴えた。【杣谷健太】

毎日新聞 2012年4月2日 地方版

(転載終わり)

(47News/共同通信) 茨城で3千人参加し脱原発集会 東海第2原発の廃炉訴え(2012/04/01 19:11)  http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012040101001795.html (2012年4月3日閲覧)(全文転載)


 「さよなら原発4・1大集会inいばらき」に集まった参加者=1日午後、茨城県ひたちなか市

 茨城県東海村にある日本原子力発電東海第2原発の廃炉や、自然エネルギーへの転換を訴える「さよなら原発4・1大集会inいばらき」が1日、同県ひたちなか市で開かれ、県内外から市民団体メンバーや家族連れら約3100人が参加した。

茨城大の田村武夫名誉教授(憲法)ら9人の呼び掛け人と実行委員会が主催。東海第2原発の老朽化による危険性を有識者が訴え、母親たちは放射能から子どもを守ろうと呼び掛けた。

東京電力福島第1原発事故で福島県富岡町から水戸市に避難している木田節子さんは「わが家の風景を夢に見て、目が覚めると涙がこぼれた」と避難直後の生活を回想した。

2012/04/01 19:11   【共同通信】
(転載終わり)

【動画] さよなら原発4.1大集会inいばらき http://www.youtube.com/watch?v=TFeFC3dfVKA

 Uploaded by on Apr 2, 2012
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2012年4月5日投稿

(NHK) 東海村長 “東海第二原発を廃炉に” (4月4日 23時30分) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120404/k10014221441000.html (2012年4月5日閲覧)(全文転載)

茨城県東海村の村上達也村長は、4日、枝野経済産業大臣と会談し、地元にある日本原子力発電の東海第二原子力発電所は、人口密集地に立地しており、事故が起きた場合の被害が甚大だなどとして、廃炉にすべきだという考えを伝えました。

東海村の村上村長は、東京電力福島第一原発の事故のあと、地元にある東海第二原発は人口密集地に立地しており、事故が起きた場合の被害が甚大だなどという認識を示しています。

4日の枝野経済産業大臣との会談で、村上村長は、東海第二原発は永久に運転を停止し、廃炉にすべきだという考えを伝えました。

また、脱原発依存を掲げる国のエネルギー政策については、原発の数を減らす具体的な行程表を早急に示すよう求めました。

これに対して枝野大臣は「エネルギー政策は地域の意見がまちまちで、まだ固まっていないが、早く明確にしなければならないと思っている」と述べましたが、東海第二原発の廃炉について具体的な言及はしませんでした。

会談のあと、村上村長は記者団に対し、「枝野大臣も、私の考え方についてはかねてから関心は持っていたようだが、今回の要望について明確な具体的な回答はなかった。今後とも話し合いをしていきたい」と述べました。

(転載終わり)
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2012年4月25日投稿

(東京新聞 茨城)原電などの新年度事業 東海村長が議会説明拒否(2012年4月24日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120424/CK2012042402000103.html(2012年4月25日閲覧)(全文転載)

「脱原発」の方針を掲げる東海村の村上達也村長が東海第二原発を運転する日本原子力発電(原電)など原子力事業者の二〇一二年度事業について、村議会への説明を自ら行わない方針であることが二十三日分かった。

村議らによると、村長ら村執行部はこれまで毎年度初め、原電や日本原子力研究開発機構など事業者から説明を受け、それを村議会全員協議会で説明していたという。

村上村長は拒否の理由を「私が説明すると事業に納得したと思われる。議会も二元代表制と言う以上、直接、説明を受ければいい」と話す。

このため一二年度は村執行部とは別に事業者が直接、議会の原子力問題調査特別委員会で説明する。

(転載終わり)
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2012年4月28日投稿

(東京新聞) 脱原発 「国に任せられぬ」 首長会議きょう発足 村上・東海村村長
(2012年4月28日 07時02分) http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012042890070238.html (2012年4月28日閲覧)(全文転載)

首長会議の役割と脱原発への思いを語る村上達也村長=茨城県東海村で(林容史撮影)

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原発再稼働へと政府が大きくかじを切る中、原発ゼロを訴え、「脱原発をめざす首長会議」が二十八日、東京都内で発足する。原発立地自治体の中で唯 一の会員で、全国の首長に参加を呼び掛けてきた茨城県東海村の村上達也村長(69)は、本紙のインタビューに「住民の命と財産に及ぶ政策を国だけに任せて おくわけにはいかない。首長会議は、政治にインパクトを与えるはず」と意欲を語った。 (林容史)

首長会議には、三十五都道府県の首長・ 元首長六十九人が会員として名を連ねる。二十八日の設立総会には、顧問の佐藤栄佐久前福島県知事ら三十四人が出席する予定だ。「これだけの首長が顔をそろ え、国にものを言えば大きな影響力を持つ。新しい地方主権、民主主義の動きだ」と村上氏は力説する。

◆政府は世論を読めていない

東海村は東海第二原発(日本原子力発電)を抱え、東日本大震災では、自身もあわやの危険を感じた。いまの国の動きは、なし崩し的に原発を再稼働しようとしているようにしか見えない。「政府は一年以上たっても脱原発の世論が読めていない」といら立ちを隠せない。

設立総会では、自らの思いも発表するつもりだ。「福島の原発事故の被害の実態を見てください。なぜ脱原発にならないのか、私は不思議に思う」。故郷に戻れ ない被災者のこと、魚や野菜など農産物を出荷できず死活問題に直面している人が多数いること。放射能被害の天文学的数字と底なしの不安。「人口が密集する この狭い国土に、原発を持つということについて真剣に考える必要がある。これは目先の利益ではなく、われわれ日本人の品格にかかわる問題だ」と訴える。

東海村では一九九九年、核燃料加工工場ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で国内初の臨界事故が発生。村上氏は村長として国や県の対応を待たず、いち早く住民を避難させるため陣頭指揮を執った経験がある。

目に見えない放射能の恐怖を身をもって知ったが、それでも「国策」である原子力政策に異を唱えることはできなかった。それは国に真っ向から歯向かうことを意味したからだ。まして、原子力の恩恵でうるおってきた自治体の長が唱えれば、異端として排除されかねなかった。

しかし、東京電力福島第一原発事故がすべてを一変させた。

昨年十二月、首長会議の設立を準備していた静岡県湖西市の三上元市長が訪ねてきた。「一緒にやろう」との誘いを快諾した。「原発が立地する市町村の住民の中には、いろいろな利害関係はあるが、福島原発事故を経験し、たじろいでいる場合ではなかった」と振り返る。

これからは「脱原発依存」を言いながら、具体的な道筋を示せない政府を、首長会議として脱原発へと後押ししていく考えだ。

◆全基の廃炉へ 国有化要請も

村上氏は「全国原子力発電所所在市町村協議会」(全原協)の副会長を十四年以上務めてきたが、五月に都内で開かれる総会で、職を辞すという。「全原協は、 電源交付金を要求しながら、経済産業省と一体となって原発を推進してきた。福島原発事故を防げなかったことに副会長として責任を感じる」と打ち明ける。

全原協の総会の場では、枝野幸男経済産業相に、持論をまとめた「脱原発依存のための制度設計」を突き付け、電力業界にメスを入れて、国内の全原発を将来的な廃炉に向けて国有化するよう迫るつもりだ。
(東京新聞)

(転載終わり)

【関連リンク】「脱原発をめざす首長会議」が発足(4月28日) http://johosousa.blogspot.com/2012/04/blog-post_28.html
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2012年5月21日投稿

(東京新聞【茨城】) 原発国有化で廃炉を 東海村長と鎌仲監督対談(2012年5月20日) http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20120520/CK2012052002000158.html (2012年5月21日閲覧)(全文転載)

 写真  

 山口県での原発建設反対運動などを通じ、エネルギー問題を描いた映画「ミツバチの羽音と地球の回転」の鎌仲ひとみ監督と、東海第二原発を抱える東海村の村上達也村長が十九日、同村の東海文化センターで、原発をめぐる問題について語り合った。映画の上映もあり、約五百五十人が訪れた。村や近隣市の女性グループでつくる実行委員会の主催。

 対談では両者が全原発の国有化を提案。その上で鎌仲監督は「廃炉にするまで国が地元の雇用や生活を保障したらいい」と訴えた。

 さらに、村上村長の「原発反対の中心は女性だ」という認識に対し「原子力安全委員会も男性ばかり。女性なら脱原発ととっくに言っている」と述べると大きな拍手が起きた。

 村上村長が、参加者から「(東海第二原発の)再稼働反対なら国の補助金をもらわなければいい」と問われ、「その心意気は持っている」と応じる場面もあった。 (近藤統義)

(転載終わり)

【関連サイト】

映画「ミツバチの羽音と地球の回転」HP http://888earth.net/index.html
鎌仲ひとみのぶんぶん日記  http://kamanakahitomi.blogspot.jp/

Thursday, February 16, 2012

II.G.6. 2月20日に2度目の東電福島第1原発現地取材-またフリーランスは排除

東京電力 は、2 月9 日、東京電力福島第一原子力発電所の現地取材を2月2 0日に実施することを発表した。 昨年11月12日に続いて2回目。今回はインターネットメディアのIndependent Web Journal とニコニコ動画の参加が許されたが(しかし、代表カメラ1 人のみ)、フリーランス記者や雑誌記者はまたも排除された。

これに対し、「政府・東京電力統合対策室共同記者会見フリーランス連絡会」は、2月13日に細野豪志原発担当相と東電の西澤俊夫社長に対して申し入れを行ったが、連絡会が指定した日時(14日午後6時)までに返答はなかった。

同連絡会は2月16日、記者クラブメディアに対して、福島第1原発現地取材の素材をフリーランスにも提供するよう申し入れを行った。

(1)細野豪志原発担当相と東電の西澤俊夫社長への申し入れ (2012 年2 月13 日) http://www.incidents.jp/_userdata/20120213.pdf (2012年2月16日閲覧)(全文転載)(読みやすさのためにパラグラフの間にスペースを加えました)

(転載はじめ)
細野豪志原発担当相の現地同行取材に関する申し入れ
2 0 1 2 年2 月1 3 日

東京電力株式会社社長殿
原発担当大臣細野豪志殿

政府・東京電力統合対策室共同記者会見フリーランス連絡会
事務取り扱い佐藤裕一寺澤有畠山理仁日隅一雄
回答先0 9 0 - 8 5 0 2 - 8 2 7 7 ( 寺澤)
冠省 東京電力株式会社( 以下、東京電力) は、2 月9 日、東京電力福島
第一原子力発電所( 以下、福一発電所) の現地取材を2 月2 0 日に実施する
旨発表されました。この取材は、細野豪志原発担当大臣の視察に同行する2
回目の現地取材となります。極めて貴重な機会であり、報道に携わる者を通
じて情報を得ている国民も期待を寄せていると思われます。

しかし、発表によると、現地取材が認められているのは、① 新聞社、通信
社( 全国紙、ブロック紙) ② 新聞社( 地元紙) ③ テレビ局( 東京キー局) ④
テレビ局・ラジオ局( 福島地元局) ⑤ 海外メディア⑥ インターネットメディ
アに限定されており、この条件では、福一発電所事故発生後、東京電力記者
会見や政府・東京電力統合対策室共同会見( 以下、共同会見) に出席してき
た者のうち、雑誌記者、フリーランス記者らは参加できません。

前回の現地取材で雑誌記者、フリーランス記者らが参加できなかったこと
を踏まえ、共同会見で政府は、次回はそれらの者にも門戸を開放すると説明
し、東京電力も異議を唱えなかったという事実があります。

そこで、第1 に、雑誌記者、フリーランス記者らについても、静止画と動
- 2 -
画と2 種類の方法による記録が可能にするため、最低でも2 人の参加を認め
るよう求めます。人選については、当連絡会が参加希望者に広く呼びかけ、
公正な方法により行います。

第2 に、現在、インターネットメディアの枠は、代表カメラ1 人のみです
が、編集して報道するためには、カメラとは別に音声を担当する者の参加が
不可欠です。参加が認められたインターネットメディアは動画などのデータ
を自社のみならず、フリーランスなどにも提供する旨明らかにしていますが、
「音声」が欠ければ、せっかくの厚意の意義が小さくなってしまいます。そ
こで、インターネットメディアについても、代表音声1 人の参加を求めます。

第3 に、① ~ ⑤ については、代表スチール、代表カメラ、代表音声の参加
が認められていますが、ここでいう「代表」は、「各カテゴリーの代表」と
いう意味でしょうか。もし、そうだとするならば、報道の役割を誤解してい
るというほかありません。今回の現地取材のような場合に、一部報道機関が
それ以外の報道機関や一般市民よりも優先的に現場を見聞( 取材) すること
が許されるのは、その取材によって得られた情報すべてが市民に伝えられる             ことが前提となっているからです。そうである以上、「代表」とは、「新聞
業界やテレビ業界の代表」「記者クラブの代表」であってはならず、現場へ
のアクセスを希望するあらゆる報道機関・ジャーナリストの「代表」でなけ
ればなりません。よって、① ~ ⑤ の「代表」が記録したすべてのデータにつ             いて、すべての報道機関・ジャーナリストに共有されることを確認してください。

また、細野大臣には、以上のような申し入れが実現するよう、東京電力に
対し、指導をなされるよう要望します。

準備の都合もありますので、申し入れに対する回答は2 月1 4 日1 8 時ま
でにお願いします。
不一

(転載終わり)


(3)記者クラブメディアに対する申し入れ (2012年2月16日)

(寺澤有)フリーランスにも福島第1原発取材の素材を提供するよう申し入れ (2012年 2月16日)   http://www.incidents.jp/news/index.php?option=com_content&view=article&id=417:2012-02-16-05-56-31&catid=1:2010-05-12-10-05-34 (2012年2月16日閲覧)(全文転載)
フリーランスにも福島第1原発取材の素材を提供するよう申し入れ
筆者 - 寺澤有
2012年 2月 16日(木曜日) 15:00 

2月20日に福島第1原子力発電所の現地取材が行われることが決まった。昨年11月12日に続いて2回目。しかし、今回もフリーランスは排除された。

これに関連して、政府と東京電力の共同記者会見に出席していたフリーランスでつくる「フリーランス連絡会」は、2月16日、現地取材に参加する記者クラブメディアに対し、取材で得られた素材をフリーランスにも提供するよう申し入れた。申し入れは新聞社8社、通信社2社、テレビ局6社、福島県政記者 会(記者クラブ)に対し、それぞれファクシミリで文書を送付することで行い、18日18時までに回答するよう求めた。申し入れの全文は下記。

2月20日福島第1原子力発電所現地取材に関する公開申し入れ
2012年2月16日

下記の報道機関のご担当者様
朝日新聞、産経新聞、東京新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、共同通信、時事通信、福島県政記者会、東奥日報、新潟日報、NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ
 政府・東京電力統合対策室共同記者会見フリーランス連絡会
 事務取り扱い 佐藤裕一 寺澤有(担当、回答先) 畠山理仁 日隅一雄
TEL 090-8502-8277 FAX 042-589-7172

冠省 東京電力株式会社(以下、東電)は上記の報道機関に対し、2月20日に福島第1原子力発電所の現地取材を許可することとしました。しかしながら、政府・東電統合対策室共同記者会見で現地取材を強く求めてきたフリーランスには、取材枠が与えられませんでした。

そこで、政府・東京電力統合対策室共同記者会見フリーランス連絡会は各報道機関に対し、代表スチールや代表カメラ・音声により得られた素材をフリーランス にも提供していただけるよう申し入れます。各報道機関が個々のフリーランスに対応するのはお手間ですから、素材を当連絡会へ提供していただければ、全員で 共有いたします。

今回の現地取材の「『代表』スチール」「『代表』カメラ・音声」というのは、新聞業界、テレビ業界、記者クラブの「代表」ではなく、ジャーナリズムを実践する者全員の「代表」、広くは国民の「代表」と認識しています。

本申し入れは公益性が高いことから公開で行わせていただき、ご対応やご回答も公開させていただくことを申し添えます。ご回答の期限は2月18日18時とさせていただきます。 不一

(転載終わり)
_____________________________________
2012年2月19日投稿

寺澤有氏によると、フリーランス協会からの申し入れに対し、回答期限とした18日18時までに回答したのは、共同通信のみ。

「THE INCIDENTS インシデンツ」より転載  http://www.incidents.jp/news/index.php?option=com_content&view=article&id=419:2012-02-18-12-43-58&catid=1:2010-05-12-10-05-34 (2012年2月19日閲覧)(全文転載)

(転載はじめ)

福島第1原発取材は記者クラブメディアに対する利益供与 
 
筆者 - 寺澤有
2012年 2月 18日(土曜日) 21:45




2月20日、福島第1原子力発電所の現地取材が行われるが、政府と東京電力はフリーランスを排除するこ とを決定した。この事態を受けて、政府と東 京電力の共同記者会見に出席していたフリーランスでつくる「フリーランス連絡会」は、2月16日、現地取材に参加する記者クラブメディアに対し、取材で得 られた素材をフリーランスにも提供するよう申し入れた。

申し入れに対する回答期限は18日18時としていたが、これまでに回答したのは共同通信のみ。その回答は下記のとおり。

「東 京電力福島第1原発公開に際しての取材資料の公開についてですが、今回は限られた時間での調整が不可能で、ご期待に添えないとの結論に至りま した。あしからずご了承ください。なお、同原発内の資料入手については、一義的には東京電力側と交渉されるべきものと理解しております」

残りの記者クラブメディア(下記)は回答しなかった。

朝 日新聞、産経新聞、東京新聞、日本経済新聞、毎日新聞、読売新聞、時事通信、東奥日報、新潟日報、NHK、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テ レビ東京、フジテレビ、福島県政記者会(福島民報、福島民友、河北新報、福島テレビ、福島中央テレビ、福島放送、テレビユー福島、ラジオ福島)

記 者クラブメディア各社は現地取材で得られた素材を自社で利用するのみならず、ほかのメディアへ販売し、利益をあげるとみられる。現地取材が政府 と東京電力の記者クラブメディアに対する利益供与となっていることは明らかだ。このような実態を踏まえれば、記者クラブメディアが伝える現地取材のリポー トなど、眉にツバをつけて見る必要がある。

(転載終わり)
_____________________________
2012年3月3日投稿

 (OurPlanet-TV) 報道陣が福島第一原発取材へ〜フリーは参加できず
投稿者: ourplanet 投稿日時: 土, 02/18/2012 - 11:56     http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1308 (2012年3月3日閲覧)

明日2月20日、福島第一原発の現場が報道陣に公開される。しかし、昨年11月12日に引き続き、基本的にバスに乗ったままの取材となり、記 者らの行動は厳しく制限される。インターネットメディア2社の同行が初めて許された一方で、フリーランスの記者は今回も同行できないこととなった。

福島第一原発構内の取材を行うのは、昨年11月12日以来今回が2度目となる。前回取材が可能だったのは、内閣記者会加盟社、福島県政クラブ、外国人特派 員協会に加盟しているメディアの記者と映像と写真の代表取材のみ。フリーランスやインターネットメディアなどは対象から外された。

(中略)

このため、「フリーランス連絡会」は、2回目以降の現地取材にはフリーランスやインターネットメディアを参加させるよう求めていたが、今回も、フリーラン スは対象外となった。ただ、ニコニコ動画とIWJ(Independent Web Journal)の2社がネットメディアとして初めて取材を許された。上記2社の取材を認めた理由について、東京電力は、去年3月以降、東電の会見を取材 してきた実績があるためとしている。

今回、取材が認められたのは、
(1)全国紙9人(朝日、産経、東京、日経、毎日、読売、共同、時事)
各社1名+代表スチール1名
(2)福島県の地元紙6人(福島民報、福島民友、河北新報)
東京電力の原発立地地域の新聞(東奥日報、新潟日報)の各社1名+代表スチール1名
(3)テレビの在京キー局8人(NHK、日テレ、TBS、フジ、テレビ朝日、テレビ東京)
各社1名+代表カメラ1名+音声1名
(4)福島県政クラブ加盟放送局7人(福島テレビ、福島中央テレビ、福島放送、テレビユー福島、ラジオ福島)
各社1名+代表カメラ+音声1名
(5)外国人特派員協会5人
加盟社代表2社+代表スチール1名+代表カメラ1名+音声1名
(6)インターネットメディア3人(ニコニコ動画、IWJ) 
各社1名+各社カメラ1名
の以上38名。

―記事全文を読む。

(日隅一雄/The News)マスメディア研究者・OB・労組の皆さん、「代表取材は、業界代表」というのが回答のように思えますが…  (2012年2月21日)
http://the-news.jp/archives/10243 (2012年3月3日閲覧)

私が執筆した「マスコミはなぜ『マスゴミ』と呼ばれるのか」(現代人文社)は、そのタイトルから予想される内容とは全く異なり、マスコミの偏向ぶりを指摘 するような著作ではなく、日本ではマスメディアの置かれた環境(制度)がいかに表現の自由を制約するものとなっているのか、を説明するものでした。した がって、「マスメディアを擁護しすぎ」、「マスメディアにも問題があるのではないか」という批判をいただくこともあります。私の「法制度に問題がある」と いう確信はまったく変わりませんが、福島第一原発の代表取材の素材を業界内でのみ共有するというスタンスを維持することについては、「できることくらい やったら」という気持ちにならざるを得ない。

―つづきを読む。


(Independent Web Journal) 2012/02/20 【特別番組】福島第一原発入構取材レポート (2012年3月3日閲覧)

2012年2月20日(月)、岩上安身とIWJスタッフの技術・動画チーフの古田が福島第一原発へ入構取材を行い、この日は特別番組が組まれた。

インターネットメディアとしては「ニコニコ生放送」とともに、IWJが代表取材。技術面ではカメラ撮影担当としてニコニコ生放送が、音声はIWJが担当し、混成チームを編成。今回の取材の内容は全てノーカットで配信した。

これらは著作権の主張も無いこととし、国民の方々・海外メディア・新聞テレビその他各種メディア等へ全て公開、自由にお使い頂けるようにする。

また今回の特別番組では、<第一部>として東電会見でもおなじみの日隅一雄氏、木野龍逸氏をゲストとしてお招きし、これまでの原発事故報道の流れ、ジャー ナリズムに付随する問題等、様々な点からの解説が行われた。司会進行としては前田真里氏、IWJスタッフの佐々木隼也が担当。

<第二部>としては、現地取材終了後にスタジオに合流した岩上と古田が、現地取材動画の配信を含め、構内の模様、作業員の方々の様子等を詳細に報告した。

<IWJ・中埜>

―番組の動画を見る。


IWJ特集 「福島第一原発 入構取材」 http://220f1.iwj-beta.com/ (2012年3月3日閲覧)(一部抜粋)

入構取材に合わせ、IWJはいわき市から特別番組を放送した。司会進行は前田真里氏、IWJ・佐々木隼也。

日隅一雄氏、木野龍逸氏をゲストに招いた第1部では、東電会見をはじめとしたこれまでの原発報道の経緯からその問題点まで、原発をめぐるジャーナリズムを多角的に解説。第2部からは取材を終えた岩上と古田が合流、取材映像の配信を交えながら構内の様子をレポートした。

古田は「自分と変わらない年齢の作業員もいたが、彼らに高線量の中で仕事をしているという緊張感が感じられなかった。その状況が普通、日常化してい る様子だった」、岩上は「目に見えない線量より、マスクの息苦しさの方が身に迫る。敷地内を離れれば美しい風景も広がる。住民の皆さんが帰りたいと考える のも無 理はないだろう」などと構内や敷地周辺の印象を語った。リサーチを担当した佐々木は「事前調査で不明だった点、あるいは視覚的に確認したい点、さまざま あったが、今回の映像から確かめられるものがほとんどなかった。非常に制約の多く、東電の情報公開の不十分さを改めて感じた」と振り返った。

―動画を見る。  

(ニコニコニュース)ニコニコ取材班が福島第1原発取材結果を報告 「ぜひノーカット放送を見てほしい」(2012.02.23 15:05) http://news.nicovideo.jp/watch/nw201817 (2012年3月3日閲覧)

東京電力は2012年2月20日、福島第1原発の敷地内の状況を報道陣に公開した。取材受け入れは2011年11月12日以来2回目で、今回初めてイン ターネットメディアの取材が許可され、ニコニコ動画とIWJ(岩上安身代表)が参加した。ニコニコ生放送では取材の模様をノーカットで録画放映し、同夜には、同行した七尾功記者と川合亮輔カメラマンの2人が映像を振り返りながら語る「ニコニコニュース取材班が報告~これが福島第一原発の現状だ!」を放送し た。この中で、七尾記者は「ぜひノーカット放送を見てほしい」と訴えた。

―つづきを読む。


(朝日新聞)福島第一原発 変わり果てた姿 現地ルポ(2012年2月21日03時00分) http://digital.asahi.com/articles/TKY201202200694.html (2012年3月3日閲覧)(全文転載) 

写真・図版
20日に公開された福島第一原発の原子炉建屋(左から2、3、4号機)=福島県大熊町、代表撮影
写真・図版
建屋の壁が吹き飛んだ福島第一原発4号機では、作業する人の姿が見られた。中央の黄色い部分は原子炉格納容器の上部=20日午後、福島県大熊町、代表撮影
写真・図版
トラックの荷台に載せられた高台注水ポンプ=20日午前、福島県大熊町、代表撮影
写真・図版
原発敷地内での作業後、放射線の測定を受ける男性=20日午前、福島県大熊町、代表撮影
写真・図版
福島第一原発取材ルート

 東京電力福島第一原発が、昨年11月に続いて、報道陣に公開された。東日本大震災の津波による炉心溶融事故からまもなく1年。前回に比べると復旧が進んだ感はあるが、事故前の取材を経験した記者には、変わり果てた姿が改めて強く印象に残った。

2003年9月から06年3月まで、福島総局員として事故前の福島第一原発を何度も取材した。緑あふれる整然とした発電所だった。今回、事故後の発電所に初めて入った。ひっくり返った車が穴に落ち、道路が陥没し、崖が崩れて鉄塔がぐにゃりと曲がっていた。

報道陣がまず目にしたのは、事務本館横の駐車場の仮設の高台注水ポンプだ。原子炉を安定して冷やすための命綱。トラックの荷台に3台のポンプが置かれている。ポンプから直径7センチ余りの細い塩化ビニールの配管3本が道路脇に伸び、原子炉へと続く。

予備のポンプや緊急時の消防ポンプ車があるので大地震や津波が来ても、大丈夫だと東電は説明する。だが、配管のつなぎ目から、凍結で繰り返し水が漏れた。現場を見て何とも心もとない印象を受けた。

高台から坂道を下ると1号機の原子炉建屋が見える。春には土手に咲き乱れるツツジの赤が鮮やかだった場所には、津波で流されつぶれた大型タンクが道路脇 に置かれている。放射性物質の飛散防止剤の緑色が毒々しい。損傷が最も激しい3号機のタービン建屋そばの放射線量は毎時1500マイクロシーベルト。今回 取材した場所では最も高かった。3、4号機は屋根の鉄骨がむき出しになっている。大型クレーンによる、がれきの片付け作業が進む。

発電所が見渡せる高台でバスを降りた。事故後の発電所で報道陣が屋外に出たのは今回が初めて。爆発で吹き飛んだ4号機原子炉建屋5階で、複数の作業員が行き来するのが見える。鉄骨を切断する器具の火花がチカチカする。

汚染水処理で出た高レベルの放射性廃棄物の保管施設の建設も進み、多くの作業員や重機が構内を行き来していた。この日作業していたのは約3千人という。

再びバスに乗り込むと、放射能汚染水をためるタンク群が並ぶ一画に向かった。キキョウやヤマユリが自生し、絶滅危惧種のオオタカのほかヤマバト、キジな どがいた森は伐採され、汚染水をためる巨大なタンクの森に変わった。発電所内には1100本、約18万トン分の汚染水がためられるようになっている。溶け た燃料を冷やすことで出る汚染水が日に日に増えている。すでに7割余りが汚染水で埋まり、3月までにさらに4万トン分のタンクを増設する。

報道陣への公開は、経済産業省原子力安全・保安院が事故後初めて保安検査を実施するのに併せて実施された。この日は、保安検査官が汚染水処理施設の運転状況を確認した。

高橋毅発電所長は「2号機の温度計の故障ではご心配をかけたが、原子炉の状態は安定している。作業は廃炉に向けた燃料の取り出しという、新たな段階に入った。初めてのことで様々な課題があるが、みなで一丸となって取り組んでいく」と話した。

原発の敷地内にいたのは約4時間。積算の被曝(ひばく)量は71マイクロシーベルトだった。(坪谷英紀)

(転載終わり)

   

 

 



 


Wednesday, February 1, 2012

XII.6. 俳優・渡辺謙さんのダボス会議スピーチの報道-東京新聞は「原子力からの転換」、他は「絆」を強調

2012年1月25日、俳優の渡辺謙さんが、スイスで開かれた世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」でスピーチをした。その報道のいくつかを比べてみると、東京新聞がスピーチ全文を掲載、「渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える」という見出しで報じた。NHKをはじめテレビと日経新聞は「絆」を強調し、原発事故や原子力からの転換については全く触れていない。スポニチの記事を載せた毎日jp、サンケイスポーツの記事掲載のmsn産経ニュースは、ともに「絆」を強調しながらも、原発事故や再生エネルギーへの転換にも触れている。

だが、全文を掲載した東京新聞以外は、スピーチの中の、「国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ」という進歩史観への疑問や「度を超えた成長には無理を呼びます」という部分は全く無視している。まして、こうした発言が、ときに「金持ちクラブ」と揶揄される、エリートの集まりであるダボス会議でなされたことの皮肉に目をとめた報道は見かけなかった。

(東京新聞) 【渡辺謙さん、ダボス会議スピーチ全文】 渡辺謙さん、ダボス会議でスピーチ 原子力からの転換訴える(2012年1月26日) http://www.tokyo-np.co.jp/feature/news/davos.html(2012年1月26日閲覧)(全文転載)

スイスで25日に開会した世界経済フォーラム年次総会「ダボス会議」で、俳優の渡辺謙さんがスピーチに立ち、各国から寄せられた東日本大震災の被災地支援への深い感謝と立ち上がる決意を語るとともに、原子力から再生エネルギーへの転換を訴えた。
渡辺さんは、震災発生直後から、インターネットにメッセージなどで被災者を応援するサイト「kizuna311」を立ち上げ、現地を幾度も訪れるなど、支援活動を積極的に続けている。

スピーチは現地時間25日午前(日本時間同日午後)に行われた。渡辺さんは「私たちの決意として、世界に届いてほしいと思います」と話している。
スピーチ全文は次の通り。

初めまして、俳優をしております渡辺謙と申します。

まず、昨年の大震災の折に、多くのサポート、メッセージをいただいたこと、本当にありがとうございます。皆さんからの力を私たちの勇気に変えて前に進んで行こうと思っています。

私はさまざまな作品の「役」を通して、これまでいろんな時代を生きて来ました。日本の1000年前の貴族、500年前の武将、そして数々の侍たち。さらには近代の軍人や一般の町人たちも。その時代にはその時代の価値観があり、人々の生き方も変化してきました。役を作るために日本の歴史を学ぶことで、さまざまなことを知りました。ただ、時にはインカ帝国の最後の皇帝アタワルパと言う役もありましたが…。

その中で、私がもっとも好きな時代が明治です。19世紀末の日本。そう、映画「ラストサムライ」の時代です。260年という長きにわたって国を閉 じ、外国との接触を避けて来た日本が、国を開いたころの話です。そのころの日本は貧しかった。封建主義が人々を支配し、民主主義などというものは皆目存在 しませんでした。人々は圧政や貧困に苦しみ生きていた。私は教科書でそう教わりました。

しかし、当時日本を訪れた外国の宣教師たちが書いた文章にはこう書いてあります。人々はすべからく貧しく、汚れた着物を着、家もみすぼらしい。しかし皆笑顔が絶えず、子供は楽しく走り回り、老人は皆に見守られながら暮らしている。世界中でこんなに幸福に満ちあふれた国は見たことがないと。

それから日本にはさまざまなことが起こりました。長い戦争の果てに、荒れ果てた焦土から新しい日本を築く時代に移りました。

私は「戦後はもう終わった」と叫ばれていたころ、1959年に農村で、教師の次男坊として産まれました。まだ蒸気機関車が走り、学校の後は山や川 で遊ぶ暮らしでした。冬は雪に閉じ込められ、決して豊かな暮らしではなかった気がします。しかし私が俳優と言う仕事を始めたころから、今までの三十年あま り、社会は激変しました。携帯電話、インターネット、本当に子供のころのSF小説のような暮らしが当たり前のようにできるようになりました。物質的な豊か さは飽和状態になって来ました。文明は僕たちの想像をも超えてしまったのです。そして映画は飛び出すようにもなってしまったのです。

そんな時代に、私たちは大地震を経験したのです。それまで美しく多くの幸を恵んでくれた海は、多くの命を飲み込み、生活のすべてを流し去ってしま いました。電気は途絶え、携帯電話やインターネットもつながらず、人は行き場を失いました。そこに何が残っていたか。何も持たない人間でした。しかし人が 人を救い、支え、寄り添う行為がありました。それはどんな世代や職業や地位の違いも必要なかったのです。それは私たちが持っていた「絆」という文化だった のです。

「絆」、漢字では半分の糸と書きます。半分の糸がどこかの誰かとつながっているという意味です。困っている人がいれば助ける。おなかがすいている 人がいれば分け合う。人として当たり前の行為です。そこにはそれまでの歴史や国境すら存在しませんでした。多くの外国から支援者がやって来てくれました。 絆は世界ともつながっていたのです。人と人が運命的で強く、でもさりげなくつながって行く「絆」は、すべてが流されてしまった荒野に残された光だったのです。

いま日本は、少しずつ震災や津波の傷を癒やし、その「絆」を頼りに前進しようともがいています。

国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。私たちはそうして前へ前へ進み、上を見上げて来ました。しかし度を超えた成長は無理を呼びます。日本には「足るを知る」という言葉があります。自分に必要な物を知っていると言う意味です。人間が一人生きて行く為の物質はそんなに多くないはずです。こんなに電気に頼らなくても人間は生きて行けるはずです。「原子力」という、人間が最後までコントロールできない物質に 頼って生きて行く恐怖を味わった今、再生エネルギーに大きく舵を取らなければ、子供たちに未来を手渡すことはかなわないと感じています。

私たちはもっとシンプルでつつましい、新しい「幸福」というものを創造する力があると信じています。がれきの荒野を見た私たちだからこそ、今まで と違う「新しい日本」を作りたいと切に願っているのです。今あるものを捨て、今までやって来たことを変えるのは大きな痛みと勇気が必要です。しかし、今やらなければ未来は見えて来ません。心から笑いながら、支え合いながら生きて行く日本を、皆さまにお見せできるよう努力しようと思っています。そしてこの 「絆」を世界の皆さまともつないで行きたいと思っています。

(転載終わり)

(NHKニュース) 渡辺謙さん ダボス会議で絆を訴え(1月26日 6時4分) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120126/t10015540341000.html (2012年1月26日閲覧)(全文転載)

世界各国の政治や経済界のリーダーが一堂に会する「ダボス会議」がスイスで開幕し、東日本大震災の被災地で支援活動を続ける俳優の渡辺謙さんが、被災地で学んだ、支え合って生きていく「絆」の大切さを訴えました。

ダ ボス会議は、スイス東部のダボスで毎年開かれるもので、各国の政治指導者や企業経営者などが国境 を越えた課題について意見を交わす場となっています。ことしは、ヨーロッパの信用不安への対応が中心的な議題で、25日、開幕のあいさつに立ったドイツの メルケル首相は、「危機は今なお続いているが、ヨーロッパは今後、財政面の統合をより深め、競争力をつけ、雇用を生み出していく」と述べ、各国が結束して信用不安の払拭(ふっしょく)に取り組む決意を示しました。また、会議には東日本大震災の被災地で支援活動を続ける俳優の渡辺謙さんも特別ゲストとして招待されました。俳優として海外でも活躍する渡辺さんは、被災地を繰り返し訪れるとともに、ハリウッドスターにも呼びかけて被災者を励ますためのインター ネットのサイトを立ち上げています。渡辺さんはスピーチの中で、「被災地の人たちは震災で多くのものを失いました。しかし、そこには人が人を救い、支え合 い、寄り添う行為がありました」と述べて、世界で起きるさまざまな危機に立ち向かっていくためには、人々の「絆」が大切だと訴えました。26日には、震災 から1年に向けて渡辺さん自身が被災地での復興の動きを取材し、NHKが共同制作に参加したドキュメンタリーがダボス市内で上映されることになっていま す。

(転載終わり)

(日経新聞)俳優の渡辺謙さん、絆の大切さ訴え ダボス会議 (2012/1/25 21:51) http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E0E7E2E69B8DE0E7E2E3E0E2E3E09180EAE2E2E2 (2012年1月26日閲覧)(全文転載)

【ダボス(スイス東部)=藤田剛】25日に開幕した世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、俳優の渡辺謙さん(52)が東日本大震災 について講演し、「絆」の大切さを訴えた。終了後、渡辺さんは「競争一辺倒ではなく、もっと穏やかな新しい価値観を作り出す必要があると話した。世界各国の出席者が同じような感覚を持っていた」と手応えを語った。
ダボス会議は世界各国の政官財のリーダーが集まり、国際的な問題について討議する場。渡辺さんは「少し場違いかと思ったが、大震災を経験した日本は今こそ何かを発信すべきと考えた」と参加の理由を説明した。日本の俳優が同会議で講演するのは初めて。
東日本大震災は今年の会議の主要テーマの一つで、26日には菅直人前首相が震災や福島第1原子力発電所の事故について講演する。

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(毎日jp/スポニチ)渡辺謙:日本芸能人初 ダボス会議で「絆」スピーチ(2012年1月26日) http://mainichi.jp/enta/geinou/news/20120126spn00m200008000c.html (2012年2月1日閲覧)(全文転載)

 スイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)の42回目の年次総会(ダボス会議)が25日、同国東部のダボスで開幕した。俳優の渡辺謙 (52)が日本の芸能人として初参加し、主要議題の一つである東日本大震災について英語でスピーチ。世界中からの支援に感謝するとともに、「行き場を失っ た人々に残ったのは“絆”という文化だった」と強調した。

「多くの幸を恵んでくれた海は、多くの命をのみ込み、生活の全てを流し去ってしまいました。そこに何が残っていたか。何も持たない人間でした。しかしそこには人が人を救い、支え、寄り添う行為がありました。それは私たちが持っていた“絆”という文化だったのです」

ジャケット姿の渡辺は力強い口調。「絆は、全てが流れ去ってしまった荒野に残された光でした。今日本は、少しずつ震災や津波の傷を癒やし、その絆 を頼りに前進しようともがいています」と聴衆に語りかけた。また、東北出身の詩人、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を英語で朗読。大きな拍手を浴びた。

共同電によると、被災者を励ますために国内外の著名人から寄せられたメッセージを配信する動画サイト「kizuna311」を共同で立ち上げるな どの活動が評価され、会議参加に推薦された。95年の阪神大震災時は急性骨髄性白血病のため十分な支援活動ができなかったため、東日本大震災の支援には人 一倍強い思いで臨んでいる。すでに約40カ所の被災地を訪問。ダボス会議に参加が決定した際には「日本の現状を世界にプレゼンする絶好の場。インターナ ショナルなスピーチで、今の東北や日本の姿を世界に広めたい」と意気込んでいた。

福島第1原発事故にも言及。「原子力という、人間が最後までコントロールできない物質に頼って生きていく恐怖を味わった今、再生可能エネルギーに大きくかじを切らなければ、子供たちに未来を手渡すことはできないと感じています」と訴えた。

スピーチ後には記者会見。「被災地では人間として何をするべきかという観点で活動を始めた」と説明。「被災地の、日本のありさまを世界に発信したかった」と、ダボス会議参加の目的が果たせ、晴れやかな表情だった。

▽ダボス会議 世界経済フォーラムの会員企業1000社のCEOのほか、選出された政治家、学会やNGOの代表者、宗教指導者らが一堂に会し、世界のあらゆる重要議題について討議する場。招待者のみが参加できる。過去には、エイズ撲滅やアフリカ支援に積極的なアイルランドのロックバンド「U2」の ボーカリスト、ボノ(51)が参加した。
29日までの期間中、ギリシャやイタリアの財政危機問題や、イラン、北朝鮮の核問題など約250の会合が予定され、約40カ国の首脳を含め政財界、文化人ら2600人以上が議論。26日には菅直人前首相が震災時の対応などについて報告する。(スポニチ)
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(msn産経ニュース/サンケイスポーツ)渡辺謙、ダボス会議で“絆”訴え「人が人を救い、寄り添う行為」
2012.1.26 09:17 (1/2ページ)http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120126/ent12012609180003-n1.htm(2012年1月26日閲覧) 

25日、スイスのダボス会議の会合に出席した渡辺謙(AP)
25日、スイスのダボス会議の会合に出席した渡辺謙(AP)

俳優、渡辺謙(52)がスイス・ダボスで25日に開幕した世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)に出席、東日本大震災についてス ピーチした。世界中の政財界トップらが集まる同会議で、日本の俳優がスピーチを行うのは初めて。「人と人の絆は、すべてが流された荒野に残された光だっ た」と、国際派俳優らしく流ちょうな英語で「絆」の大切さを切々と訴えた。(サンケイスポーツ)

各国の政府首脳、企業トップ、学識経験者、文化人、ジャーナリストらが集まり、地球規模のさまざまな課題について議論し合うダボス会議に、“ラスト・サムライ”が乗り込んだ。

渡辺はダボス会議が開幕した25日午前(日本時間同日夜)、「誰にでもできること、それは思いやり」と題する会合に出席。昨年3月11日に発生した東日本大震災について演説に立った。

「人は行き場を失いました。そこに何が残っていたか。人が人を救い、支え、寄り添う行為。それは私たちが持っていた『絆』という文化だったのです」

震災発生から4日後の3月15日に被災地支援プロジェクト「kizuna311」を設立。何度も被災地入りするなど積極的に支援活動を行ってきた渡辺らし く、「kizuna」の大切さを強調。「漢字では『半分の糸』と書きます。半分の糸がどこかの誰かとつながっている、という意味です」とも説明した。

渡辺謙、ダボス会議で“絆”訴え「人が人を救い、寄り添う行為」
2012.1.26 09:17 (2/2ページ)
 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120126/ent12012609180003-n2.htm

25日、スイスのダボス会議の会合に出席した渡辺謙(AP)
25日、スイスのダボス会議の会合に出席した渡辺謙(AP)

「今、日本は震災や津波の傷を癒やし、その絆を頼りに前進しようともがいています」と報告。「シンプルでつつましい、新しい『幸福』を創造」する 必要性を説き、東京電力福島第1原発事故に言及しながら、「再生可能エネルギーに大きくかじを切らなければ、子どもたちに未来を手渡すことはできない」と も訴えかけた。

会合の最後には、宮沢賢治作「雨ニモマケズ」を英語で朗読。「kizuna311」のサイト上で、被災者を励ますために渡辺が朗読する映像をアップさせて話題となった詩に、出席者も静かに耳を傾けた。

26日には市内の劇場で主演映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(瀧本智行監督、2月11日公開)のダイジェスト版上映会に出席予定。各国要人と肩を並べた渡辺の訴えは、世界中に届きそうだ。


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(スポーツ報知)渡辺謙「新しい日本見せたい」…ダボス会議で魂のスピーチ(2012/1/26-06:01)http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20120126-OHT1T00015.htm (2012月2月1日閲覧)(全文転載)

俳優の渡辺謙(52)が25日、スイス東部のダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)の42回目の年次総会「ダボス会議」でスピーチした。今年は東日本大震災が主要議題。自らの思いを流ちょうな英語で披露した。過去に人気ロックグループ「U2」のボノ、米女優シャロン・ストーンらが参加したことで知られる。日本の芸能人がスピーチを行うのは初めて。

渡辺のダボス会議への参加は、日本の芸能人としては初めてのこと。約50人を前に堂々とスピーチし、最後に宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を英訳で読んだ。終了後の会見では「競争ばかりでなく、もっと穏やかな新しい価値観を作り出す必要がある。各国の出席者も同じ感覚だった」などと語り、大きな手応えを感じていたという。

また「被災地では人間として何をするべきかという観点で活動を始めた」と説明。「被災地の日本の有り様を世界に発信したかった」と参加した意義を強調。渡辺は昨年4月から被災地22か所で被災者約3000人と面会してきた。

同会議では、26日に菅直人前首相が震災時の対応などについて報告する予定。29日までの期間中、約250の会合が予定され、約40か国の首脳を 含め政財界、文化人ら2600人以上が議論。26日には、現地の劇場で新作の主演映画「はやぶさ 遥かなる帰還」(2月11日公開)を海外マスコミと VIPを招待して特別上映する予定。

◆ダボス会議 スイスのジュネーブに本部を置くシンクタンク「世界経済フォーラム(WEF)」が毎年1月、スイス東部のリゾート地・ダボスで開催する年次総会のこと。世界的に活躍する政治、経済、文化など各界のリーダーたちが一堂に会し、地球規模のさまざまな問題について話し合う。

[2012/1/26-06:01 スポーツ報知]
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(日テレ)渡辺謙さん、ダボス会議で東日本大震災語る(2012年1月26日 20:59) http://news24.jp/articles/2012/01/26/10198906.html#(2012年2月1日閲覧)(全文転載)

スイス・ダボスで日本時間25日に開幕した世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)で、俳優・渡辺謙さん(52)がスピーチし、東日本大震災について話した。世界各国の政財界のリーダーが参加するこの会議で、日本の俳優がスピーチを行うのは初めて。
また、その後の記者会見では「今の被災地、日本の有り様を世界に知っていただく機会としては、とても大事なことだと思っています」と述べた。その上で、 「日本だけでなくて、海外からも絆があることによって、たくさんのサポート・メッセージにご協力がいただけたと思っている。(その絆を)どう発展させてい けばいいのかを、今の現実的な社会の中で考えていきたい」と、被災地支援をしていく中で感じた「絆」について語った。
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(tv asahi)渡辺謙さんがダボス会議で“被災地”の現状語る(01/26 05:50)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/220126006.html (2012年2月1日閲覧)
(全文転載)

スイスで開かれているダボス会議=世界経済フォーラムの年次総会で、俳優の渡辺謙さんがスピーチを行い、東日本大震災の被災地の現状などについて話しました。

渡辺謙さん:「そこに住んでいる方の意思はどこにあるのかというのが一番大事なこと」「全体の大きな復興とそれをリンクさせていくのかが大事なこと」

渡辺さんは、招待を受けてダボス会議に出席しました。会議では、震災について語り、ボランティア活動で数多くの避難所を訪れ、俳優として何ができるのか悩 んだことを明かしました。また、「行き場を失った人々に残ったのは、人が人を救い、支え、寄り添う『絆』という文化だった」と述べ、支援を通じて経験した 「絆」を世界に広げたいと訴えました。約40カ国の首脳らが参加するこの会議は、29日まで行われる予定で、日本からは菅直人前総理大臣が野田総理大臣の 代理として出席します。
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