福島県の市町村で、小学生に個人線量計(ガラスバッジ)を持たせて、外部被曝の積算線量を測定する試みが9月の新学期から始まった。だが、子どもや保護者には線量はわからず、1ヵ月ごとに専門機関が積算線量の解析を行い、その結果を保護者に知らせる仕組みになっている。
だが、こうした市町村レベルでの取り組みにたいし、政府や文部省の支援はなく、積算線量の評価やそれを受けての対策など、各市町村では戸惑いも多いと報道されている。
そもそも、線量計をつけている子ども本人や保護者にはその時々の被曝線量はわからず、1ヵ月以上経ってから「積算被曝量はこれだけでした」と言われても、被曝を避ける助けにはならない。 実際、線量計を子どもに持たせる動機が、被曝を避けるためではなく、放射線に対する子どもや保護者の不安を払拭するためなのだから、被曝していたことがわかった場合でも、判で押したように、「問題になるレベルではない」。はじめに結論ありき、と言われても仕方がないだろう。
(1)(msn産経ニュース)福島市の小学校で始業式 ガラスバッジ配布でスタート2011.9.1 15:49 (1/2ページ) http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110901/dst11090115510021-n1.htm(2011年11月16日閲覧)(全文転載)(太字は投稿者)
だが、こうした市町村レベルでの取り組みにたいし、政府や文部省の支援はなく、積算線量の評価やそれを受けての対策など、各市町村では戸惑いも多いと報道されている。
そもそも、線量計をつけている子ども本人や保護者にはその時々の被曝線量はわからず、1ヵ月以上経ってから「積算被曝量はこれだけでした」と言われても、被曝を避ける助けにはならない。 実際、線量計を子どもに持たせる動機が、被曝を避けるためではなく、放射線に対する子どもや保護者の不安を払拭するためなのだから、被曝していたことがわかった場合でも、判で押したように、「問題になるレベルではない」。はじめに結論ありき、と言われても仕方がないだろう。
(1)(msn産経ニュース)福島市の小学校で始業式 ガラスバッジ配布でスタート2011.9.1 15:49 (1/2ページ) http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110901/dst11090115510021-n1.htm(2011年11月16日閲覧)(全文転載)(太字は投稿者)
市立福島第1小(福島市杉妻町)では、東京電力福島第1原発の事故の影響などで、夏休み中に10人が転校したが、残った170人の全校児童が元気よく登校した。
始業式で福井一明校長は「心配ごとや気をつけることもあるが、規則正しい生活で丈夫な体を作ってほしい」とあいさつ。
各学年の最初の授業では、担任が児童一人ひとりに、外部被曝量を測定する「ガラスバッジ」と、外出先などを記録する「生活日誌」を配った。また、夏休み中に実施した除染の結果を説明するなど、異例の新学期となった。
「放射線を避けるために遠くに長期間行った人はいる?」との担任の呼び掛けに、児童らから「北海道」「長崎」「新潟」「大阪」「山形」など、続々と声が上がった。
「茨城や新潟に行った」という6年生の女子児童は「夏休み中は家にいることが多く、外で遊べるのは1日15分くらいだけだった。ガラスバッジをもらって不安を感じた。最近はつけないけどマスクをいつも持っている」と話した。
同小は8月に校舎や校庭を除染し、地表の除去も実施した。校庭の空間線量率(高さ50センチ)は毎時2・85マイクロシーベルトから同0・26マイクロシーベルトに下がったが、地表が固まっていない場所も多いため、当面は使用を見合わせ、少しずつ解除していくという。
また、9月には会津や山形などで計5日間、自然体験や屋内プールなどの課外授業を行う予定だ。
福島市では、ガラスバッジは登校時にはカバンなどに入れておけばいいが、外出の際は首からさげて携帯するよう指導している。3カ月間着用し、1カ月ごとに回収し、専門機関で被曝線量を解析する。
(転載終わり)
(2)(福島民報)健康対策指示なし 子どものガラスバッジ結果通知(2011/10/06 10:45) http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4147&blockId=9895001&newsMode=article (2011年11月16日閲覧)(太字は投稿者) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(1)福島市HP 個人線量計(ガラスバッジ)配付のお知らせ
http://shinsai.city.fukushima.fukushima.jp/?p=5015平成23年8月
福島市健康推進課 個人線量計(ガラスバッジ)についての Q & A 集
→ ガラスバッジによる線量測定サービス
→ 南相馬市ウェブサイトのガラスバッジQ&A
(転載終わり)
(2)ガラス線量計について
以下の内容を、nahohana様のサイトより転載させていただきます。 http://nanohana.me/?p=7191 (2011年11月16日閲覧)
ガラス線量計について
放射線を照射すると発光する性質を持つようになる、特殊なガラス素材を使用した、一種の線量計。個人が受けた積算の放射線量を計ることができる。なお、ガラスバッジが受けた放射線量を計測するには、専門の装置が必要となる。
→ ガラスバッジによる線量測定サービス
→ 南相馬市ウェブサイトのガラスバッジQ&A
(転載終わり)
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